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2722で「スピットファイアは零戦など目でないほど量産に向かない設計」とありましたが零戦が手間隙が掛かって量産が難しいというのは誇張されているのでしょうか?(零戦を見たアメリカの技師でも作りやすいと感想を洩らしたそうですし)また各国の戦闘機の生産工数を教えてくれませんか? ロックマン |
- ある製品が造りやすいか造り難いかという問題はその製品だけでは決まりません。困難な加工や組立て作業も苦も無くこなせる設備があれば、工数は変わりますし何の問題も無いのです。
また、機体よりも製造に手間隙の掛かるものがあった場合、機体の生産性だけが良くても何の意味もありません。零戦の場合は常にエンジンと機銃が供給不足気味でしたので、あれ以上機体の生産性を上げ得たとしても出来上がる機数に大した変化は無いかもしれません。
BUN
- 航空機は門外漢なので、与太話程度に聞いてください。
>アメリカの技師でも作りやすい
少し「作りやすい」の意味を考えてみると、「構造として作りやすい」部分と「工作として作りやすい」部分の2つに大別できないでしょうか。私が零戦を見るに、
工作として作りにくい…
1)軽量化の為に、外板が薄くて肋材が多い構造なため、リベットの処理などで人手がかかる
2)流線型(曲線)で形成されているために細部の処理が困難
構造として作りやすい…
1)低翼構造により、機首・主翼・胴体に3分割でき、特に主翼取り付け部分の製造が容易
などが上げられます。特にアメリカの技師の話は、構造…主翼部分の一体構造に関して触れていたと記憶していますので、このような理解の仕方でもそんなに間違いではないと思います。
また、米国並みに作業工程で専門機械を投入したり、冶具を揃えたりすれば工数が随分と変わってくるのではないでしょうか。
一般論で終わってしまいますが、詳しい方のフォローを待ちたいと思います。
能登