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WW頃のレシプロエンジンのプロペラはおおむね反時計回りに回転しますが、なにか特別理由があるのでしょうか。双発機のトルクを消すための兄弟エンジン以外はグリフォンエンジンぐらいしか知りません。最初に成功した航空エンジンの影響なのでしょうか。 ついでに、スピットファイアはマリーンエンジンから強力で五枚プロペラの反対回りのグリフォンに換えて、機体設計にはそれほど苦労はしなかったのでしょうか。 ビギナー |
- アメリカ、日本、ドイツ、イタリア製エンジンの多くは「パイロットから見て時計回り」です。フランスは反時計回りが多く、ソ連は空冷が時計回りで液冷に反時計回りが多く、イギリスはむしろ反時計回りが多くて時計回りのマーリンは異端児です。回転方向がなぜこのように分かれたのかは知りません。
>左右逆転
ロッキード P-38 がとみに有名ですが、実はフランス・イタリア双発機の多くは左右逆転エンジンを搭載しています。
>スピットファイヤ
設計に関しては知りません。操縦とくに離陸は強烈なプロペラトルクで機首を右に振る癖が強く難しかったようです。グリフォン搭載機は垂直尾翼が延長され、方向舵には予め機首を左に振るよう偏向タブが付けてあったりします。艦上機としては特に深刻で、二重反転ペラを搭載したマーク 47 開発を促したようです。
ささき