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前から疑問に思っている斜め機銃なんですが、機体に取り付けた機銃の弾道調整と照準はどの様に行っていたんでしょうか? のんびり |
- キャノピーの上に適当な目印を付けて、だいたいの照準を行ったと聞きました。
元々斜め銃は、照準が不要なくらい近づいて射撃するので、照準器は使わないと思います。
kazz
- 大体Kazzさんの言うとおりなんですが、
調整は曳光弾を使い大体の射線を調整し、何かに当てて調整するわけではありません。
照準に関しては、機種によっては光像式照準機のような物を付けていた機種もあったみたいです。
例えば後期の月光などには戦記などに「スイッチをいれ頭上に斜め銃照準用の赤い輪をともらせた」
と言う記述を見ます、残念ながら現物は見たことがありませんが。
3号電探
- のんびりさんのご質問が、「弾道の放物線と照準との一致のさせ方」についてだと思いましたので、どこかにあったはずと思う資料を探しきれず書き控えておりました。
照準器そのものについては、月光の場合三式小型照準器があり、これはスミソニアンの復元機にも再現されています。
零夜戦などのばあい、光像式の反射ガラスだけを上方風防枠に取り付けます。さらにこれに光軸が一致するように前方銃用の九八式照準器の位置を変更してあり、九八式の斜めの反射ガラスを半透過した光像が斜銃用上方反射ガラスに再投影される、わりと合理的な仕組みになっています。もちろん、この簡易構造ではいかにも精度が悪そうですが、斜銃射撃そのものがそうした精度のものだったということなのかもしれません。
片
- 皆様回答有難うございます。大変失礼ながら、もう一つ質問が在ります。
斜め機銃を搭載した零戦や雷電では、増加した重量に対して何か対策はされているのでしょうか?
のんびり
- 雷電は三式小型照準器ですね。この場合、対爆撃機用途なのにも関わらず、照準器との関係で前方防弾硝子が降ろされています。
そのほかの重量増加対策は分かり次第お知らせいたしますが、ただ搭乗員から重いから斜銃を外させてくれせてくれと声が上がっていたように記憶しています。
渡辺洋二さんの三〇二空関係の本はご覧になりましたか?
片
- 残念ながら渡辺洋二さんの三〇二空関係の本は、未だ読んだ事が無いのでその本の内容は分かりません。本土防空戦なら持ってますが、これとは全く内容が違うのでしょうか?
のんびり