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零戦は、エンジンの振動等による問題は無かったのでしょうか? タケ |
- 坂井三郎氏の回想によると、機体ごとに異なる振動の癖があったようです。ボルトの締め付けをどんなに工夫しても止まらない振動に業を煮やして「こんな軽い機体に 1000 馬力ものエンジンが付いてるんじゃ振動して当たり前だ!」と整備兵が毒づいたとか、たまたま坂井機に搭乗した新兵が「先任の飛行機は振動がなくて滑るように飛びますね」というので彼の機体に試乗してみたところ空中分解するかと思うほど振動があった、などのエピソードが紹介されていました。
ささき
- 零戦最初の性能向上型A6M3試作機に栄二一型を搭載した当初は、AMCの未完成などもあって筒温過昇等の問題が発生し、設計性能よりだいぶ低迷してしまっております。この問題の解決は、M3の量産開始以降にまでずれ込み、様々な改修の末ようやく落着を見ています。
片
- かの有名な進藤三郎氏は
零戦の振動にうるさかったので
ラバウルの整備兵から
振動大尉と呼ばれていたとか・・
ななし