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どこかのサイトで「烈風は巨大な翼をつけているが空気抵抗は零戦より小さい」とか、架空戦記本でも「烈風の空力特性はずば抜けていた」と聞いたことあります。 これ、事実でっか? ロックマン |
- 本当に「烈風の空気抵抗が零戦より小さい」なら、少なく見積もって 1300hp を出す「誉」搭載の A7M1 が、1120hp の「栄」搭載の零戦 A6M5 と最高速度において大差ない値しか記録できなかったのは何故なのでしょう?(´Д`)
ささき
- ええ、まあおおむねささきさんのおっしゃられたとおり、実際にも、
「スピードがあまりにも出ない。どうも発動機出力が1300馬力くらいしか出ていないんじゃないか。と同時に、設計側の予想よりもずっと空気抵抗の値が悪かったとしか考えられない。どうも表面の仕上げがあまりにもボコボコだったのではないか」
というような推論がなされたようです。
このあたりのデータの一部が、奥宮・堀越『零戦』に載っておりますので、ご覧になったらいかがでしょうか。
零戦A6M3の0.0215に対し烈風A7M1が0.0207とか0.0208などという数値も表になって出ております。
片
- 半ばゴミですが
>表面の仕上げがあまりにもボコボコだったのではないか
私の知る限りですが、堀越氏は九六艦戦の試作機の表面仕上げは「キレイだった」と述べ、零式艦戦と雷電の試作機の仕上げについて特に言及していません(つまり九六艦戦と同程度の仕上げだったのではないかと想像します)。
記憶モードで申し訳ないのですが、試製烈風の仕上げに関しては「荒くて悲しかった」と述べられたと読んだことがあります。
また、試製烈風(A7M1)の製作時は部品を製作する生産工場が零式艦戦等の生産のため非常に多忙で試作機までなかなか手が回らなかったと、堀越・奥宮「零戦」で触れられています。
このことから考えると、A7M1試作機の表面仕上げが粗かった(少なくとも九六艦戦、零式艦戦、雷電試作機より劣っていた)のはある程度事実だったのではないかと思います。
T216
- 無塗装状態でも結構綺麗な表面をしてますけれどねぇ・・・。
BUN
- A7M2 でハ-43 に換装した途端に 600Km/h を軽々と超えちゃったのも不思議といえば不思議。M2 になって急に表面仕上げが良くなった訳でもないだろうし、そもそも A7M2 って M1 の既存機改造の筈だし…。
ささき
- 空気抵抗ってのは、単純に言うと抵抗係数と面積の積で表現されます。
凸凹していても小さければ滑らかなでかい奴よりも抵抗は小さくなる事もあります。
まあ多少抵抗係数がマシだったとして(大差無いと思うけど)図体がでかいので抵抗の絶対値は烈風の方が大きいと思います。
SUDO
- 烈風というのは、「零戦並みの格闘能力を持つ戦闘機」という軍令部の要求があった為に、あれだけの大型機になりました。
呂−666
- テストパイロットだった志賀少佐によると、
「操縦性はクセがないけど大味でキレがない」のだそうです。
急降下の突っ込みも今ひとつらしいので、仮にハ-43がちゃんと2200馬力を
出したとしても、ロールや急降下で逃げていくF6FやF4Uに追従するのは
紫電改以上に難しそうです。ゴミレス失礼しました。
フッフール
- 言い忘れている事がありました。「烈風」が配備されたとしても、すでに米軍ではF8Fベアキャットが一部実戦配備されていたので、戦局が変わったかどうかは・・・っと言うところかも・・・。
呂−666
- >9 海軍の F2G、空軍の P-47N と P-51H、P-80 もお忘れなく。
ささき
- でもなんで烈風って幻の名機扱いされてるのでしょうか?
紫電改と比較して烈風有利なんて言われますが、それならまだ紫電改にハ-43を積んだ(同じ誉装備で紫電改が594km、烈風が560kmですから640〜50kmは期待できるはず)方がいいと思います。
ロックマン
- 烈風が配備されても、ミッドウェ-以来凄まじいほどに消耗戦を展開していたので、烈風を乗りこなせるほどの技量を持った搭乗員がどれだけいたか・・・というのも気になりますな。
呂−666
- >12 烈風は低翼面過重のため離着陸が楽だったようです。ただ、その空力特性を空戦に活かせるかどうかは別でしょうが。
ささき
- なんで途中から烈風を評価するスレになっちゃってるんだろう?
通りすがり