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米軍の爆撃機のパイロットがしてる簡易型酸素マスクには小さな袋が付いているんですが、これだと自分の吐いた息を再度吸い込む事になるのですが・・・。そう言えば、緊急事体になると天井から下がってくる旅客機の酸素マスクにも付いてますね。 タケ |
- 吸気弁と排気弁がついてるんじゃありませんか?
はしもっちゃん
- 高濃度の酸素を吸入し続けると体内の二酸化炭素濃度が低下し、過換気症候群と似た症状を引き起こすことがあるために、わざと自分の吐いた息の一部を袋に残して再度吸わせる(呼気中の二酸化炭素の一部を再吸入させる)必要があるためと記憶しています。
YAS
- 純酸素ばかりじゃ肺が「燃えちゃう」(つまり酸化されてしまう)からじゃないでしょうか?
Alphabette
- 初めまして。
私の専門領域の話だったので、お答えします。
人間の安静時の、一呼吸当たりの換気量は
体重×10mlくらいです。
70kgの人だと、700mlとなります。
で、マスクの容積はせいぜい100ml程度でしょう。
マスク内の酸素を吸いきったら、あとは外気です。
呼吸においては、吸気の時間の方が呼気より3倍くらい長いので、
毎分数十リットルの酸素を流さなくては、
高濃度の酸素を供給できません。
しかし、1Lの軟らかいバックが付いていれば、
消費した酸素の分だけ供給するだけで、高濃度の酸素を供給できます。
実際には、吐き出した二酸化炭素を追い出すために、
毎分3,4L流せば、100%近い酸素を供給できます。
ただし、酸素の吹き出す所がバックの中に無いと、効果は半減します。
>過換気症候群
空気中の二酸化炭素の量は、吐き出す息に比べたら
ゼロみたいなものなので、
高濃度の酸素はあまり関係ないと思います。
RT
- >2は100%酸素で起こるとされる、いわゆる「酸素酔い」のことを言っているのでは?
便利少尉
- >2は100%酸素で起こるとされる、いわゆる「酸素酔い」のことを言っているのでは?
便利少尉
- ちょっと訂正
>マスク内の酸素を吸いきったら、あとは外気です。
単なるマスクでも、酸素との混合外気になるので、
酸素を15L/分くらい供給すれば、
酸素濃度40〜50%くらいになります。
>いわゆる「酸素酔い」のことを言っているのでは?
いえ、体内の二酸化炭素濃度が低下とおっしゃっていますから、
過換気だと思います。
RT
- 簡易型酸素マスクに付帯する袋はRT様の御回答にある通り、簡単な連続フローの酸素レギュレーターを用いる為のリサーバーバッグで、WW2時の米国では開発者の名前を冠してB.L.B.(Boothby, Lovelace, Bulbulian)マスクと呼ばれ、1938年より使用が開始されました。今日このタイプの酸素マスクは”Continuous Flow Type”と呼ばれ、単一かつ一定流量の酸素レギュレータしか必要としないことから旅客機の緊急用等に使用されていますが、現在の米軍基準では通常25,000ftをその連続運用の上限高度としています。構造はやはりRTのご指摘通り、連続フローの酸素レギュレーターからの酸素供給チューブがリザーバーバック内に入り、リザーバーバック側から酸素を供給、また酸素マスクには一方向弁が設けられ、吐息の排気促進を行うという簡単な構造です。 なお今日の軍用機等に用いられる、オンデマンド方式(吸気時にしか酸素が供給されない)酸素マスク/レギュレーターの原型は早くも1933年にドイツで開発されています。
みなと
- 誤)構造はやはりRTのご指摘通り 正)構造はやはりRT様のご指摘通り
敬称の脱落がありました。お詫びして訂正いたします。
みなと