2626 |
六発大型爆撃機である富嶽とB-36 富嶽がB-36に対して スペック的、技術的に優れているところはあるのでしょうか セミララ |
- 富嶽については日本側でその性能推算値をもとに他の富嶽相当の大型爆撃機計画と比較した報告があります。富嶽の評価ははっきり言ってあまり高くありません。対B36であれば言うまでもありません。
BUN
- B-36 のエンジンであるプラット&ホィットニー R-4360 7x4 列 28 気筒 3000hp に対し、富嶽の搭載予定エンジン中島ハ-54 は 9x4 列 36 気筒 5000hp になる予定でした。ただし何万台も生産され戦後も旅客機・輸送機用として長く使われた傑作エンジン R-4360 と、モックアップどまりで試運転にすら至らなかったハ-54 を比較するのはナンセンスの極みではありますが。
ささき
- 御回答ありがとうございました
B-36に対して何も優位に立つ点がない というのは やはり国力、広い範囲の技術力の差 という物なのでしょうか
P&W R-4360 ワスプメジャー ですが私は昔 R-2180 ツインホーネット を単純に2つ くっつけたのだと思っていたのですが ここの掲示板を見る限りでは 7気筒が少しずつ捻ってあってどのシリンダーにも均等に空気があたるようになっているとのこと
そこでその様子が判るような写真や図はどこかにないのでしょうか
セミララ
- ↑すこしは自分で探しましょう。インターネットが利用できるんでしょ?
http://images.google.com/images?q=R-4360&ie=UTF8&oe=UTF8&hl=ja&btnG=Google+%E6%A4%9C%E7%B4%A2
kazz
- ↑すこしは自分で探しましょう。インターネットが利用できるんでしょ?
全くそのとおりでございます 申し訳ありません
googleの画像検索ってこういうものだったのですね 初めて知りました
参照されたページは見てみたのですが う〜ん ちょっとずつシリンダ配列が捻ってあるのは判りましたけど... う〜ん
kazzさん ありがとうございました
セミララ
- >3
>B-36に対して何も優位に立つ点がない というのは やはり国力、広い範囲の技術力の差 という物なのでしょうか
空力的・構造的洗練以外に、日本が世界水準を超えたと言える技術はなかったのではないでしょうか。1920 年頃からガムシャラに外国の後追いを始めたった 20 年で追いついた功績は素晴らしいものですが、追い付くのが背一杯というのも偽らざる現実でした。富嶽も中島知久平の「Z機」構想では世界レベルを超える雄大無比な機体でしたが、現実には解決の糸口すら掴めない問題が山積しており、大型陸攻「富嶽」として現実的に仕切り直すことにより少しづつスケールが縮んでいったようです。
ささき