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1・ミラージュIIIの補助タンクに尾翼がついている写真を見たことがあるのですが何のためについているのですか? 2・補助タンクを扁平な揚力胴体型に、もしくは小翼を付けて揚力の一部を負担させたら如何なりますか? 富士通BIBLO |
- 1.は分かりません。
2.は切り離し時の安全性を考えると、あまり増槽に揚力を与えるのは危険ではないでしょうか?
タイ駐在員
- 1)
ぱらぱらとご本をめくってみました。フィンのついた増槽、けっこうありますね。ホーカー・ハンター、Su-22、JAS39、AMX、トーネード、A-6、F-16…あ、隼もだ。
さて、これらフィンの目的ですが、増槽を空力的に安定させてフラッター(自分の起こした乱流による振動)を抑え、パイロン(引いては機体)の破壊を防いだり、切り離した直後の姿勢を安定させたり尻上げ=頭下げをかけたりして安全に離脱させるためのものです。
2)
切離しで危ないなら主翼上面につけたらどうだ、となりますが、この場合でも、翼同士が非常に接近した状態に置かれているのと同じことになりますから、相互の干渉による抵抗増大を考えるとあまりいい結果にはならないでしょう(そもそも主翼上面にパイロンをつけると、流速が早いぶん、下面の場合よりも空気抵抗が大きい)。
Schump
- A4のタンクもフィン付きですね。水平のフィンだけなので、巨大なタンクの気流が尾翼へ悪影響を与えないように整えているのでは?
kazz
- 補助タンクが羽の上と言えば、BAe Lightningが思い浮かびます。
これって、どういうメリットがあるのでしょう?
・タンク付きの写真
http://www.photo-restorations.fsbusiness.co.uk/lightnings/Images/GndImgLPGstory2_large.jpg
・説明・性能
http://www.museumofaviation.org/aircraft/Mk53.htm
余談ですが、BAe Lightningで検索したら当たったのですが、
http://www.fiddlersgreen.net/aircraft/jets/f-22/f22.htm
F-22 Lightning IIってなんですか?
ある
- >4. 全くメリットはありません。 これはライトニングの主脚が、主翼外側引き込みと言うトンデモナイ構造の為、内翼下面に重量物を何も搭載できない為です。苦肉の策です。 ライトニングIIとは、ラプターの旧名です。ロッキードはこの名前を使いたかったのですが、((P-38以来の米軍本格採用戦闘機)別にスターファイターIIでもいいと思うが?)軍は、もっと画期的な名前を使いたかったのでしょう。
KAZU
- 戦闘機はイーグル、ファルコンと鳥で来てますからね。
F-117はナイトホーク?
けい
- 5>
ご教示ありがとうございます。
会社によって、愛称にもこだわりがあるのですね。
あと、英国って、いろいろな意味ですごい国ですね(笑)。
6>
Raptorって、猛禽類の意味なんですね。知りませんでした。
なるほど。
ある
- 本当かどうかは知らないが、http://isweb28.infoseek.co.jp/motor/f15/cft.htmlによると、
F−15のコンフォーマルタンクは、若干の揚力を生み出すらしいです。
4> F−16ブロック60は機体上面左右ですね。
ザイドリッツ
- 回答いただき恐縮であります。大変、参考になりました。更にご意見ありましたら追記願います。
富士通BIBLO