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F2の事なんですが、アメリカとの共同開発になり日本側が持っていたドライカーボンの成型技術をアメリカ側へ提供してしまい結果としてアメリカ側の方が技術面で得た事が多かったではないでしょうか? タケ |
- だから最初は国産開発だと言い張っていたんです。しかし、かなり開発費用が安くなったという面も否定できませんので決して悪い事だったとは言い切れないでしょう。
居眠り将軍
- 当時の日本に不足していた技術要素として
@戦闘機用エンジン
Aフライトソースコード
があります。
(@についてはいまだに日本独自開発での実用化に達していません。)
戦闘機自主開発を選択した場合、
@についてRR等から購入して搭載する事も可能(しかし米国製には劣る)
Aはがんばって自主開発(F1、CCVの発展型?)
となるでしょうが、コレではF2相当の機体に仕上がったか疑問です。
恐らく台湾の経国戦闘機よりはマシなものになると思いますが・・・。
結論から言うと、いくつかの技術要素をもって行かれたのは事実です。
でも当時の日本の選択としては
・独自技術をバーターに一流戦闘機を入手する。(そして今後の独自開発の足掛かりとする)
・独自開発にこだわって1.5流戦闘機を入手する。
しかありませんでした。
良い悪いを言い出したらきりがありませんが、当時は最善の選択(防衛力にとっても、自国防衛産業にとっても、もしかしたら納税者にとっても?)だったと思います。
タイ駐在員
- 成形技術だけでなくアクティブフェイズドアレイレーダーの技術も提供する事になっていたと思います。逆にアメリカが提供するはずだったフライトソースコードは結局提供されずに自主開発しましたし。
さらに経済面でもアメリカの得たものは大きいと思います。開発費(3千数百億円くらいだったと思います)は日本側の負担で、生産される機体については一機あたり4割の仕事をアメリカ側が請け負うことになっていたと思います。生産数はアメリカ側との取り決めで最低でも130機を生産することになっていて、F2の価格は平均で一機118億2千万円らしいですから、合計1兆5366億円のうち6146億4千万円分の仕事をアメリカが受け持つことになります。
まぁ、日本側もそれなりに教訓や戦闘機開発のノウハウを蓄積したことですし、日本とアメリカの今の関係からすれば仕方のないことかもしれません。
長々とすみませんでした。
サキヤ