ヘリコプターは三次元空間を比較的自由に動ける乗り物ですが、一軸に沿って動く場合でも３舵(サイクリック、コレクティブ、ペダル)を協調して操作しなければなりません。これをカップリングと呼んでいます。
たとえばホバリング状態から高度・機首方位を変更せずに前進する場合、サイクリックを前方に倒す→推力軸が斜めになって高度が落ちる→高度補正のためコレクティブを引く→主ローターのトルクが増える→反トルクで機首が回り出す→ペダルを踏んで修正する、これだけの操作が一度に必要になります。

ささき

>1
これってFBWを使ったら操縦をずっと単純にできそうに思うんですけど，そういうヘリは無いんでしょうか？
acorn

川崎重工がFBWヘリの試験機を造っていたと思うのですが・・・
民生・軍用で実用化されたものはないのでしょうか？
D.D

川崎のは製品化はこれからみたいですね。
http://www.khi.co.jp/aero/atic.html
D.D

＞2. 加藤寛一郎著「飛行の神髄(講談社)」によると、少々古い機種ですが HSS-2B シーキングには海面すれすれで飛び回るため高度保持したまま任意の姿勢を作れる ASE と呼ばれる操縦モードを持っているそうです。
ささき

レスが遅くなりましたが...回答有難うございます.
>2
そのものズバリの物が国内で開発されていたんですね！
実用化が楽しみです．
>3
それに近いことは昔から行われていたんですね．
acorn