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B17にFRPが使われたと本で読んだんですが、どんな部分に使われたのでしょうか?今のFRPと当時のFRPとでは製造方法や強度等は、同じですか?それとも全然違いますか?B17に使われたって事は、それ以降のB29にも使われたんでしょうか?当時の日本では、FRP技術を持っていたんでしょうか? タケ |
- 多いですね、質問の数(笑)。私が答えられるのは一つだけです。
B17は知りませんが、B29では燃料タンクと、翼外板の間に防弾材として、FRPを挟んでいました。
断片状に割ったカケラを大量に詰め込んであったという話も見た記憶があります。
アナーキャ
- ・・・混乱を招いたら、ごめんなさい。そもそもFRPとは Fiber Reinforced Plastics の略で、すなわち繊維強化プラスチックのことです。樹脂と繊維質の強化材の複合材料であれば、FRPと呼称しても差し支えない。
という訳で、例えばキャンバス地、皮革を、エポキシ樹脂(接着剤)で十二分に?固めれば立派なFRPです。そうゆう意味で、燃料タンク等の防弾材は、FRPと定義しても構わない・・・。
当時と今のを比較すれば、樹脂は多様化しているし、繊維質はガラス繊維を筆頭に、最新素材が激増しています。当然、その組み合わせにより・・・特に強度(対重量)的には比べ物になりません。・・・現代日本では、優秀な技術分野ですが、当時は研究レベルの域だと思います・・・が?
sinn
- ↑現在一般的に言うFRPを実用化し本格的に使用し始めたのは戦時中の米軍ですが、日本でも広く使用されていた樹脂浸透木材などをFRPと呼ぶのは無理があるようです。
BUN
- ・・・
sinn
- ↑ただ単に複合材とするならばsinn様の例もあてはまると思います。なんせ鉄筋コンクリートですら複合材の範疇にはいりますし。
FRPとなると主従の関係で言えば主がプラスチックで従が繊維、つまりプラスチックを強化する為に繊維を組み込んだものがFRP、これはsinn様の説明の通り。しかしsinn様の出した例(キャンバス地)だと見方によっては逆にも読み取れます。(例:張布張りの航空機は布地にドープをこってり塗りこんで固めてますが明らかにFRPではありません。)
BUN師匠の言いたいのは恐らくこんな事かと。だから、気になされなくてもよろしいかと思います。
jas1
- FRPとはプラッスチックの1種である不飽和ポリエステル樹脂を
ガラス繊維や合成繊維布を骨材にして硬化させたものです。これに
日本が注目したのは日本本土で撃墜したB−29のレードーム、ガ
ソリンタンクなどを見てからです。アメリカでもFRPが実用化さ
れたのは1944年頃からです。
間借り人