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2586 どこかの本で「九七戦の代わりに海軍九六艦戦、隼の代わりに零戦を採用していたらノモンハン、太平洋戦争開戦にあたって陸軍はよりたくさんの戦闘機を用意できた」という記事を読んだことがありますがこれってホンマでしょうか?(個人的には陸軍と海軍で部品の規格が違うので設計図を書き直す必要があるし、生産設備を一から変えないとあかんので効果ははなはだ疑問だとも思いますけど…)

架空戦記ファン

  1. 確かに陸軍はキ18で九六艦戦に興味を示し、キ33で導入の可能性を検討していますが、結局九六艦戦の長所を採り入れたキ27を九七戦として採用しています。そして九七戦の胴体分割方式等は零戦に採り入れられていますのでこれらの機種は縁が無い訳ではありませんが、これらを統一すればより多くの戦闘機が生産できたかどうか、と言う話はまた別でしょう。
    九六艦戦/九七戦、零戦/隼は基本的には同じメーカーの同じエンジンを搭載した同じ形式の飛行機ですから、生産に一番手間のかかるエンジンが同じである以上、大雑把に言えば「同じ飛行機」です。そしてエンジン、機体、艤装の三要素のうちエンジンに加えて機体を共通にしても艤装面が統一できなければ効果はあまり上がりません。まして日本の軍用機の量産を阻んでいたものは工作機械と資源の不足なのです。
    結論としては他に重大な阻害要因がいくつもあるので、機体を共通化した程度の効果はタカが知れているということでしょう。
    BUN

  2. ありがとうございました。やはり飛行機を陸海軍で共用したところでたかが知れているんですね。
    架空戦記の世界では別々の飛行機を採用しているのはムダ、といった認識があって陸海軍で共用する設定が見られますが根本的な問題である生産設備のことについてあまり触れられていないのが残念です。
    架空戦記ファン


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