2572 |
日本海軍の標的曳航機について尋ねます。 搭乗員や燃料タンク等は防弾されていたのでしょうか。 演習中に曳航機に当てたという失敗談をたまに読みますもので気になります。 早房一平 |
- ・・・防弾は無い筈です?長〜〜〜〜〜〜い曳航索で引き、かつ射撃時の角度が(深く)規定してありました。当然?見越し角が大きくて、射撃は困難ですが・・・。
失敗談は、この規定を守らず(忘れて?逆上せて??)浅い角度で発射したモノです・・・?かな?
sinn
- なぜ燃料タンクを防弾する必要があるのでしょう。
BUN
- >2.
射撃演習で(高価かつ危険な)炸裂弾や焼夷弾を使わないのは勿論ですが、曳光弾(これも焼夷弾としての効果がある)も使わなかったという事ですね。
余談ですが米軍の標的曳航ならぬ有人標的機 RP-63「ピンボール」には「燃料タンクとコクピットを防弾板で囲み…」という解説が見受けられますが、実際は専用の演習弾(鉛と黒鉛粉末を固めたもの)で撃たれる事を前提に機体ほぼ全面の外板を特厚のジュラルミン板(防弾板ではない)に張り替え、重量軽減のために装甲板(戦闘機型 P-63 の標準装備)を外していたようです。
ささき
- 曳的機は機上作業練習機などがあたる場合もありますが、零戦航空隊などは原則的に定数の何割かの標的曳航装置が配備される規定があり、通常の戦闘機が曳的を行うようになっています。これらには当然防弾装備の追加はありません。また訓練用には演習弾のみを使用したはずだと思います。
BUN
- 炸裂弾,焼夷弾,曳光弾・・・演習弾?
小口径7.7mmのみでの練習ですから・・・?いわゆる通常弾にペイントしただけとか・・・?
sinn
- >5. 演習弾
坂井三郎氏によると、演習に使用する弾丸は「前もって、機銃弾の先端約1pに塗料を塗って」おいたものだそうです。
また自分の売った弾丸がどちらにそれたか分からなかったという記述もありますから、2.でささきさんが指摘されているように曳航弾等は使用されなかったようです。
ちなみに、坂井氏も宮崎儀太郎氏の搭乗する標的曳航機に演習弾を当ててしまい(降下角が浅かったため)、着陸後に「俺を殺す気か!」と言われたそうですが、この時の経験が標的ではなく飛行中の実機に機銃弾を命中させるコツをつかむきっかけになったそうです。
T216
- 6.の訂正です(全て3行目)。
誤)自分が売った弾丸 → 正)自分が撃った弾丸
2.でささきさんが → 3.でささきさんが
曳航弾 → 曳光弾
あー恥ずかしい。読まれている皆さん、失礼しました。
T216
- 演習弾では発火しないので燃料タンクの防弾は不必要なのですね。
人体に対しては当たり所に拠っては死傷しそうな気がしますが取り外し式防弾板などの必要性は無かったのですね。
ご回答いただいたみなさま、ありがとう御座いました。
早房一平