もともとニッポン号は海軍からの貸与機で、昭和14年10月20日の世界一周飛行終了直後の11月には、海軍からの返還命令により美幌航空隊の所属機となり、翌15年には中支へ、さらに16年には仏印へと転戦し、最初は優れた無線設備を生かした爆撃隊の先導機として、後に要人輸送機として活動しています。16年５月には横須賀基地所属の予備機扱いとなり、その後用途廃止になっています（19年１月に毎日新聞社に再貸与された、とするのは誤りか）。
　同型の新聞社機には同じく毎日の「竜星」「暁星（ニッポン号と同一だとされていた機体）」がありますが、両者とも戦後、米軍に接収され、所沢（？）で焼却処分されています。
　「大和号」については寡聞にして知りませんm(_ _)m
Schump