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航空機用エンジンとして、実用に耐えるディーゼルエンジンが存在しなかったのは何故ですか?やはりガソリンエンジンに比べると、出力が低く重量がかさむ為でしょうか?良質のアブガスを手に入れる事が難しかった、大戦末期の日本で航空機用のディーゼルエンジンが実用化出来ていればかなり有効だったと思います。 タケ |
- 有名な実用機でディーゼルエンジンの機体はありますし、航空用ディーゼルの研究は日本ではかなり盛んです。
BUN
- ユンカースのJumo204/205/207は立派な実用航空機用ディーゼルです。なかんずく205系はかなり多用されたエンジンですね。
まなかじ
- Jumo205 を搭載したディーゼル爆撃機ユンカース Ju86 は「コンドル軍団」としてスペイン内乱に出撃していますが、全般的な馬力不足(特に高々度で顕著)、エンジン特性不揃いによる編隊飛行困難(ガバナー最適化の未了?)、寒冷時の始動不良、耐久性・信頼性の不足(ユンカース式対向ピストンの宿命で熱負荷が高い)が指摘されていたようです。
ささき
- 1930年代は排気タービンで過給する航空ディーゼルエンジンが各国で研究され、期待されたディーゼルブームの時代と言えるかもしれません。日本の排気タービンはこの時期に輸入されたディーゼル用排気タービンを発展させたものです。
BUN
- >3
編隊飛行困難は、Jumo205のスロットルの開け閉めに対する反応の鈍さ(反応遅れ)もあったようです。
まなかじ