2559 |
零戦の離陸距離ってどのくらいだったのでしょうか?空母から発艦できるくらいなので短かったのですか? シンタ |
- 「坂井三郎の零戦操縦」では
「無風で一九四メートル、向かい風で滑走距離七〇メートル以下で離陸できた」
とあります。
ベルゼバブ
- 離陸滑走距離は機体の型式で異なり、機体の状態により異なり、現実には搭乗員の技量によって更に大きく異なります。母艦からの離艦ではそれに加えて合成風速がどれだけあるかで決まります。
194mで離陸できると言い切れる訳でも無く、70mで離艦できると言える訳でもありません。
零戦が正規状態で安全に離陸するにはまず600m以上の長さの滑走路とその周囲に障害物の無い環境が必要です。海軍航空基地の滑走路は1000m以上あるのが普通ですから脚が何mで離れるか等は陸上基地ではそれほど問題ではありません。
また母艦上では実際の運用例から見て過荷重状態で機体前方に100m以上の飛行甲板長を必要としていたと考えて良いと思います。
BUN
- 小笠原諸島父島の二見港の港口南側には猫の額のような広さの平地があり、かつて零戦の応急滑走路があったそうです。
実際にいってみると両側は崖と岩に挟まれ、長さ500mほどしかとれず運用には危険がありそうです。
戦記には戦争末期に本土から進出した零戦数機が父島を基地として硫黄島を攻撃し全滅するまで戦闘した、とか聞きます。
Navy
- 着陸の場合は、どんなもんでしょうか?
吉本