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陸海軍統合名称 ハ42 は 海軍の略称では MK6 と MK10 の2つあるのですがこれはどうしてなのですか セミララ |
- 社内呼称はどれもA18。陸軍でもMK6Aはハ一〇四、MK10Cはハ二一四ル、MK10Aはハ二一四フと別物になってます。新名称は順にハ四二・一一型、二一型、三一型です。
陸軍の場合は計画順に番号を振って、一桁目はそのままに数字を増やしていくのはいつものことです。実例を見ると、数字の増やし方に基準は無いように、個人的には思ってしまいますが。(^^;)
海軍のアルファベットを使っての名前は略符号です。一文字目はメーカー(三菱のM)、二文字目は冷却方式(空冷のK、液冷ならE)、三文字目は同一会社の同一冷却形式の発動機の中での計画順序、四文字目は改造を表します(記号の振り方は順番)。
新名称は、ハ一二・三四型と例にとりますと、
一は発動機の気筒の数とその配列形式により9つに分類された類別。
二は気筒直径による10個の類別。
三は同一種類の発動機の性能や構造の大きな差違。
四は同じく小さな差違。
となります。
(参考 丸96年5月号(通巻601巻)、みつびし航空エンジン物語)
推論を書くとまた迷惑をかけそうなので、書きません。(爆)
答えになっていませんが、参考になれば。
tomo
- MK6Aは十四試リ号、MK10Aは十七試カ号だったりもするんですが。
片
- あ、ピースが揃いました。要するに、計画が別だったと言うわけですね。
tomo
- 皆さん 回答ありがとうございます
>MK6Aは十四試リ号、MK10Aは十七試カ号だったりもするんですが。
これで MK6 と MK10 に分かれた理由がわかりましたが
どうして同じエンジン(自分にはそう思える)に こう2つの試作名称が与えられているのでしょうか
ハ42以外のエンジンでは違う海軍略号が与えられている物はないような(自分は知らない)
セミララ
- カタチ的には、MK6がすべて前方プッシュロッド、MK10が前列・後列プッシュロッドですね。「みつびし航空エンジン物語」や「太平洋戦史シリーズ・31 陸海軍試作戦闘機」に出てる写真でプッシュロッドのカバーの形状をよく見てみるとわかります。また、MK10のほうがシリンダ部分に厚みがありますね。
胃袋3分の1