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なぜヨーロッパでは戦争末期にB−29ではなくB−17がつかれたのでしょう、後半にB−17からB−29にかえていたら損害はもっと減ったはずなのに誰か教えてください。 ビーズ |
- 過去ログ792番でも触れられていますが
○機体価格がB-17の二倍以上。
○対日戦での意外に大きな損失率。(戦闘以外でも長距離洋上飛行でのトラブルなどによる損失)
(※記憶モードですが、稼働率も3割程度だったと思います)
などの点をを考えると、欧州で大量に就役しているB-17をB-29に転換するのは難しかったのではないでしょうか。
Ta
- ただ単純に時期的な問題ではないでしょうか? B29を投入できる時期には、既にドイツへの戦略爆撃はあらかた終了してた。だから、B17をそのまま使い続けた。そして新型のB29は、そのまんま太平洋戦線に回すことにした・・・と認識してます。
ツカドン
- 逆を言うと航続距離の関係(特に首都東京への爆撃)でB−17は対日戦には使えずB−29しか使えないと言う事、及び生産機数の少ないB−29の戦力分散を避ける意味合いでB−17は欧州戦用、B−29は対日戦用になったのではないかと。
また、戦争末期はP−51の投入で護衛戦力も確保されており、あえてB−29の投入は必要無しと判断されたのかも(推測)。
jas1
- B29は、本来対独戦用爆撃機として開発されましたが、本格的量産に入ったのが44年3月以降。他の方が指摘されておられるように、配備される頃には対独爆撃はB17で十分であり、B29は長い航続距離を必要とする対日戦に回されたということでしょう。ところで、B17Gの最大速度510km/h、上昇限度11000m程度であるのに対し、B29は最大速度がやや大きく(580km/h)、上昇限度はほぼ同じ、大きく異なるのは航続距離と爆弾搭載量です(カタログデータの比較だが)。
正確な爆撃を行うにはできるだけ低い高度であることが有利である(その代わり対空砲撃の餌食になりやすい)ことをも考えると、B29がB17を上回る飛行性能を持っているにせよ、対独爆撃ミッションでB17に比較して格段に損害が減少するとは思えないのですが。
アリエフ
- もう一つ言えると思うのは、
対日戦略爆撃にはB−29しか使えなかった、てことです。
仮にB−17や24で日本本土を襲うためには、
硫黄島や沖縄の占領まで待たねばならなかったでしょう。
しかも、沖縄はともかく、硫黄島にはマリアナほど大規模な航空設備は展開できないでしょうし。
勝井