2431 |
もしシリーズで申し訳ありません。 もし1939年頃零戦隊を何個中隊かドイツに派遣してバトルオブブリテンに参戦していたら、ドイツ本土からも直接発進できたはずで、戦況はどうなっていたでしょうか。 トパーズ |
- 教えようがありません。論議ボードへ行かれてはいかが?
Zeek
- Bf109 の航続力不足は BofB 敗因の一端でしかありません。もっと視野を広く取って資料を見直してみてください。また、歴史にifを投じればイモヅル式にその後のイベントが変わります。もし 1940 年にドイツが航続力のある単発単座戦闘機を持っていたならば、イギリスは史実通りの迎撃態勢を取ると思いますか?
ささき
- すみません。やっぱりおこられちゃいました。でもイギリスにしてもドイツにしてもカレーからドーバーまでの短距離しか戦闘行動半径をもたない戦闘機で戦争を始めるのはいくらヨーロッパが地続きで不時着水することはないといってもおかしいと思いませんか。その後も長距離の航続力の戦闘機が開発された形跡はないようですし、零戦を輸入すればよかったのにと思ったわけです。ドイツのプライドが許しませンですね。
トパーズ
- 輸入と簡単におっしゃいますが、
零戦の量産は1940年(昭和15年)5月に量産1号機が完成したばかり(40年中に
生産数100機くらい)で、7月から9月にかけて試作機2機を含む28機が中国戦線に、
言わば作る端から派遣していたような状況で、とてもドイツに送るような余裕は
ありません。
またBofBは、9月一杯までに限っても英は800機以上、独も700機もの戦闘機を喪失した
当時としては未曾有の消耗戦です(独はこれに爆撃隊の損失が加わる)。
数個中隊程度の航続性能のいい戦闘機があったところで、大勢に影響を与えたとは
考えにくいです。
ドイツの主力戦闘機の航続性能がもっと優れていればまた別かもしれませんが、
それはささきさんのおっしゃっているように史実どおりのかたちでBofBが行われるかどうか
自体が危ういと思いますし、また、零戦をドイツに送る云々とはまったく別のifでしょう。
参考文献:学研太平洋戦史シリーズ33「零式艦上戦闘機2」
ヒロじー
- 戦闘機の航続力でいえば英独のほうこそ世界標準であって、零戦や一式戦の方が変り種なのですな
ヨーロッパというところは狭いところです
Bf109の航続力でもドイツの東西国境を往復することができます
また、ドイツ本土からパリまたはプラハ、あるいは東プロイセンからワルシャワを空襲するとすれば、ドイツ空軍は戦爆連合の爆撃隊を出せますね
ドイツ空軍は中部ヨーロッパに限定して見れば十分な戦略航空作戦を実行できるのであり、またそれを目的に作られている空軍です
ヴェーファー時代に比べてケッセルリンク時代は後退したとか戦術空軍になったとか言われますが決してそんなことはなく、より近い脅威対象に集中したものと言えるでしょう
故に、ドイツ空軍の想定敵はフランスでありポーランドでありチェコスロバキアであるのであって、イギリスやソ連に対しては準備していなかった、それだけの時間と余裕がなかったというところではないかと思います
長距離戦闘機ですが駆逐機としてBf110を作り、Me210を早くから準備しています(しくじってますが(;´▽`A``
ヨーロッパ的思考に囚われて単発戦闘機に長距離進出(長時間飛行)をさせるという発想がなかったこともあります
ふつうに考えれば、ヨーロッパの戦場でそんなに長く飛ばさなければならない理由がないですから
米陸軍機が増槽抱いて長距離進出してくるのはかなりのカルチャーショックだったようです
いちおうMe309ではかなりの航続性能を与えようとはしているのですが、これもしくじってます Bv155は化物になってしまいましたし
イギリス空軍はといえば、単座戦闘機とは邀撃機であるという考え方があります
長距離戦闘機はドイツと同じく双発戦を充てるつもりでボーファイターとかグロスターF8/35、ボールトンポールP.62なんかを作ってますがボーファイター以外は途中で挫折してます
爆撃機軍団が早くも39年にあっさり昼間爆撃に見切りをつけてしまったのも、護衛戦闘機がなかったからだと言えるでしょう
邀撃機にも空中待機などでそれなりに航続力は必要なはずなのですが、イギリスのORによれば監視哨(後にはレーダー)の通報からスクランブルしても地上局の適切な誘導があれば間に合うとされていました
それでも、タイフーンはハリケーンの1.5倍、テンペストはタイフーンのさらに1.5倍と新型戦闘機の航続距離はだんだん長くなってはいますが、旧い思想の時代に作られているスピットファイアが改良を重ねて主力機のままで居座っているので、あまり目立ちませんね
まなかじ