2406 |
大戦中、米英の空母で行われていた露天駐止は何故日本海軍の空母では行われなかったのでしょうか?搭載機を飛躍的に増加できるメリットがあるように思われますが…。潮風等による搭載機の劣化を考慮したためでしょうか?重巡・戦艦搭載水偵(機体自体の運用法等違いますが)なんかはある意味露天搭載なのに…。 げるぐぐ |
- まったくしなかった、と言うことはなく、たとえば隼鷹などでは天山なんかをしていたようです。
あまりされなかった理由としては、日本近海の気象状況が一番の原因のような気がします。
あとは、日本的に空母○○航空隊は格納甲板に乗るだけ、とか。
戦争終盤には、乗せようにも飛行機が無かった、という理由もあるようです。
ほほうてい
- 防錆処置が米国ほど徹底していなかったのでは?
- 空母「千歳」型は搭載機30機の内、戦闘機7機が露天係止です。また、後期型の空母「伊吹」型は搭載機27機中11機を露天係止するつもりでした。両方とも格納庫を十分に取れないので、行ったようです。
12式戦爆
- 2401)にも書かれていますように、
そもそも増加させようにも機体&搭乗員が揃わない、という問題も
ありそうに思います。
勝井
- 勝井山、他人にはAnsQの過去ログ読めとか言ってるくせに・・我が海軍空母における露天駐機に関しては、「真実一路」あるいはここの過去ログにも既述がある通りに、かなり日常的に行われていました。
>1
ハワイ作戦でも露天駐機を実施していましたので、「我が国近海の気象条件」はそれほど深刻な問題では無かったかと思います。勿論、台風とかは別ですけど。
tackow
- 母艦に搭載された飛行機の整備は、作戦中の場合、飛行甲板上では昼間しか出来ません。夜間の場合灯火の問題から格納庫内で実施されます。露天駐機はそういう不具合があります。
日本海軍の作戦上、露天駐機可能な機は飛行甲板のバリケードより前にプールできる数となります。それより多くなると着艦が出来なくなります。
作戦中の写真で飛行甲板上に飛行機がある場合がありますが、これは上空直衛待機、攻撃待機などで臨時におかれた物が多いはずです。
川崎まなぶ
- 艦爆が露天搭載機に指定されている理由には対潜哨戒任務があるのだと思います。
さて、甲板上に常時飛行機を駐機させることで搭載数が飛躍的に増えるかという問題ですが、発艦促進装置が無いままに搭載機数のみを増やしても効果は無かったことでしょう。一般に70mから100mで離艦できると言われる零戦の場合も実際には100mよりも後方から一番機を発艦させているようですし、過荷重状態での離艦は軽快な零戦であってもかなり大変な仕事だったようです。露天搭載が小型空母ではなく基本的に大型空母中心に計画されている理由はこうしたものなのでしょう。
BUN
- なるほど、皆様ご回答ありがとうございました。
げるぐぐ