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1・U−2機はかつてSAMに撃墜されたのに、その改良型が今でも運用されているのは何故ですか。ECMが強化されたとか護衛機が随伴するとか工夫がされてるのでしょうか? 2・この度のアフガン作戦で無人偵察機が大活躍しましたがU−2やSR71は使用されたのでしょうか。有人機のほうがより高度なミッションをこなせるのに… 富士通BIBLO |
- 1960年のメイデイにパワーズ機が撃墜されて以降、U-2はソ連の領空の偵察を行っていないはずです。
それ以降もヴェトナムやキューバの強行偵察は行われましたが、キューバでは1機がSAMにより撃墜されています。
中国本土の偵察は台湾空軍のパイロットによって行われ、何機かが撃墜されています。
要するに危険度と重要度を秤にかけて、リスクを計算の上で投入しているってことになるのではないでしょうか。
なお現在使われているU-2偵察機では、合成開口レーダー(SAR)を用いてSAMの有効距離外からスタンドオフ偵察を行うようになっています。
便利少尉
- SR71って退役してませんでしたっけ?
masa
- >2
米空軍からはすでに退役しています。今飛んでいるのはNASAの3機くらいだったはず。
YOU
- >U−2はかつてSAMに撃墜された
いつだったか忘れましたが、U−2はSAMで撃墜されたのでは無かったというニュースを耳にした事があります。一般的にはSA−2によって撃墜されたという事になっていますが、実際は迎撃機(Su−7フィッシュポット)とすれ違う際に、迎撃機側の強力な衝撃波を受けて主翼が折損して墜落したとのことです。“SAMで撃墜した”という報告はフルシチョフを喜ばせるためにしたものであったそうです。ま、真意のほどはわかりませんが・・・。
ところで、F・G・パワーズはその後どうなったんでしょうか?
YF−23A
- >4
U2は10発近いミサイルが短い時間で爆発して発生した衝撃波で壊れたと記憶してましたが、諸説あるんですね。
あ、パイロットは後に正体がバレて捕まったソ連のスパイと交換で帰国してます。
プチロフ
- >4
恐らくソ連の迎撃機はU-2が巡航するほどの高度では、衝撃波で破壊するほどの速度では飛行できないでしょう。
それどころかU-2の高度まで到達出来なかったと言うのが真相でしょう。
便利少尉
- 帰国後、民間ヘリのパイロットをしていたようですが、墜落事故で亡くなったようです。
ソ連はU−2基地の周辺にスパイを配置して飛行状況の情報収集を行っていたそうですね。
SAW
- >4
パワーズ事件のころ、Su-9はまだ配備が始まったばかりで、空軍・防空軍の主力迎撃機はMiG-19でした。U-2迎撃に上がったのもMiG-19が2機で、U-2の高度には到達できなかったうえに、1機がSA-2に当たって墜落するという体たらくだったそうです。
Schump
ああ そういえばSR71は退役していたんでしたね。
回答いただき恐縮であります。
それにしてもアフガンでのミッションにU-2は投入されてしかるべしと思ったのですが…制空権は完全に米軍側にあったのですから。ひょっとして極秘裏に作戦を遂行していたのだろうか?ご存知の方おりませんか。
富士通BIBLO