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現用の戦闘機のカテゴリについてなのですが… 純然たる戦闘機として計画され、後に対地攻撃可能な型が登場したもの 開発時より戦闘攻撃機として計画され、そのとうりに使用されているもの やはり前者は対地攻撃能力が副次的な性格で 後者は対空戦闘能力が副次的な性能となっているのでしょうか? わかりにくい質問で申し訳なくおもっています。 烈風天駆 |
- これ、ちょっと難しいんじゃありません?
たとえば、前者の代表としてF-16を上げると、別に現在の型は対地攻撃が副次的とはいいづらい。
んで、後者の代表にF/A-18を上げると、あれの対空戦闘能力は1級品です。
(P530も最初から戦闘攻撃機としてヨーロッパに提案されていた)
現在はデュアルロールファイターが当たり前だから、両方出来て当たり前になっているのでは?
Sparrow
- >1 F16の場合、その試作機であるYF16の頃は米空軍の軽量戦闘機として造られ、昼間制空戦闘能力に重点が置かれています。F16AはYF16に比べ機体の大型化が図られており、対地攻撃も含むマルチロール・ファイターとしてかなり性格が変化しています。
で、制空・迎撃戦闘主任務の戦闘機で後に対地攻撃能力を強化したものとして、例えばフランスのミラージュIIIのシリーズが上げられるでしょう。初期量産型IIICは防空戦闘部隊に配属されてますが、派生型のIIIEでは対地攻撃能力を強化、さらにレーダー装備を簡素化する代りに更に対地攻撃能力を強化したミラージュVが造られています。
ミラージュIIIの系統は機体がそれほど大きくないから、迎撃能力を重視した装備・仕様とするか、それとも対地攻撃能力の方を重視するか、という選択になってしまうのかもしれませんが。
と言っても、大体同時期に米軍のF4ファントムといった、一通り何でもそれなりにこなせるものも出ているから、一重には言えませんけどね。機体の大きさ、ゆとりにもよるのかな。
アリエフ
- F-15Eはコンフォーマルタンク付いてますけど、対空戦闘能力は落ちてないのだろうか?(エンジンがパワーアップされてるから大丈夫かな)
ガンヘッド507
- >3
こちらの数字ではエンジン推力増加は見られません。
もし良ければお手持ちの資料を教えていただけますか?
F−15Eも複合任務戦闘機計画で選定されたので、対空戦闘能力が劣化したとは考えにくいのですが…
そのせいで「F−15Eは戦闘爆撃機」とは安易に言えないんですよ(困)
でも外部タンク、副座化、電装兵器の追加で1.5tの重量増と空気抵抗の増加もまた確か。
やっぱり低下しているのだろうか>空中性能
烈風天駆
- またまた記憶モードですいませんが・・・・
>F-15Eはコンフォーマルタンク付いてます・・・
確か、重量はともかく、空戦で機動する速度範囲では
コンフォーマルタンクをつけたままでも、抵抗自体
は低下していたと思います。
バウアー中尉
- >4
資料といわれても、F-15Eの最新型(又はアップグレード版)はF100-PW-220からF100-PW-229になってたと思うけど?ネット上では混在してますが…。
>http://www.af.mil/news/factsheets/F_15E_Strike_Eagle.html
ガンヘッド507
- それから戦闘攻撃機というけど、F5Eやアルファジェットのような軽攻撃機とF105やF15Eとを同列には論じられませんよ。機体の大きさが違うし、攻撃ミッションの性格だって異なる。
軽攻撃機の場合、機体が軽量小型だけに運動性が高いけど、空対空ミサイルやレーダー等の電子装備は簡素化せざるをえないから、空対空戦闘における総合的な性能はより大型の機体に比べて落ちますが。
アリエフ
- >7
アルファジェットは対空戦闘、軽攻撃ができる練習機として、
F-5EはF-5A後継の軽戦闘機として開発されているから、質問にある「開発時より戦闘攻撃機として計画され」にあてはまらないと思うんですが……。
Sparrow
- >4&6
その混乱はたぶん、F-15Eの開発が先でエンジンをF100-PW-100からF100-PW-229に交換するのが途中からになったからではないでしょうか?
F-15Eの開発とエンジンの交換は別々のプログラムで行われたので、初期のE型はC/Dと同じPW-100を搭載していましたが、現在では全ての機体がPW-229に交換しています。
YOU
- >8 細かいことを申し上げますが、アルファジェットは対地攻撃、対空戦闘もできる練習機ではなく、近接対地支援ミッションと高等練習機としての両方の任務をこなせる機体と捉えるべきではないでしょうか?フランスが高等練習機として使用しているのに対し、ドイツではフィアットG91Yの後継として対地支援任務を重視しています。開発段階では、独仏両国で導入する型の仕様、自重にかなりの差が生じてしまい調整に苦労したそうですが。
それから、「軽戦闘機」と「軽練習・攻撃機」との本質的な違いって何でしょうか?時代の差があるとはいえ、対空戦闘の主武装は機銃及び赤外線誘導ミサイル、そして程度の差はあれ小回りが効く機体で近接対地支援攻撃ミッションもこなせるというのが凡その相場では?
私の7のレスは、機体の大きさや攻撃ミッションの性格・内容の違いを考えないで、「戦闘攻撃機」と括るのは適当でない、ということを言いたかったんですがね。アルファジェットでF15Eのような長距離侵攻攻撃ミッションをこなせますか?
アリエフ
- ついでに1のレスで出てきたF18の原型とも言えるP530に関して。P530はモックアップに終わったものの、これがYF16と共に米空軍の軽量戦闘機構想競争試作に参加したYF17に発展する。YF17はYF16に敗れたが、これを一回り大型化したのがF18。従って、YF17からF18Aへの発展は、YF16のF16Aへの進化に比べても大きな変化であり、艦載機化というだけでなく、根本的に性格が変わっています。
で、もしP530又はYF17を「戦闘攻撃機」と呼ぶならば、YF16も同様に呼ばなくてはならないでしょう。それ言ってたら、戦後ジェット戦闘機でMiG25やF106のような防空専用機を除き、大抵のものが「戦闘攻撃機」となってしまいます。
アリエフ
- ゴミ:ベトナムでは F-102 が、アフガニスタンでは MiG-25 が対地攻撃に駆り出されたそうです。帳面上出撃機数さえ揃えば何でも良かったのか…。
ささき
- >10,11
いきなり、そう噛み付かれてもねぇ。
アルファジェット、F-5Eって戦闘攻撃機ですか?
アルファジェット、F-5Eが開発段階から、「攻撃も出来る軽戦闘機」や「近接対地支援ミッションと高等練習機兼用の機体」としてではなく「戦闘攻撃機」として開発されていますか?
その辺はどうなんですか?質問とずれてませんか?というのが8番の意図なんですが。
この二つを「戦闘攻撃機」として持ち出す人はいないと思いますが。
そうは取っていただけなかったようで。
ついでにアルファジェットやF-5Eを「戦闘攻撃機」と呼ぶなら、YF-17やYF-16だって十分「戦闘攻撃機」ですよ。
で、P530とYF-17(P600)ですが、これを「発展」と呼ぶには非常に御幣があるでしょう。
YF-17は「軽量戦闘機計画」に合わせる為に、P530から対地兵装を剥ぎ取り小型軽量化したもので、いわば「廉価版」に近いものです。
このYF-17を海軍の要求通りに再設計し再び対地兵装を加えたことで、F/A-18はP530と同等のサイズにもどっています。
陸上型、艦載型という違いはありますが、P530、F/A-18の開発コンセプトはほぼ同等なものです。
私が1番で
>(P530も最初から戦闘攻撃機としてヨーロッパに提案されていた)
と書き込んだのは、「YF-17は軽量戦闘機だったからF/A-18も後に対地攻撃可能な型が登場したものの方だろう」というツッコミを避けるために書いたものです。(YF-17とF/A-18の差が分かっている方には必要ない一文ですが)
私はP530は十分「戦闘攻撃機」と呼べると思いますが、YF-17が「戦闘攻撃機」だなんて一言も書いてませんよ。
Sparrow
- 回答にお困りの皆様、私の曖昧な質問内容によりご迷惑をおかけしているようで…
思えばこの設問内容は各機体の基本能力が大きく影響しますね。
その点を質問文に明記しておかなかったのが悪かったようです。
すみませんでした。
烈風天駆
- >13 ところで、この質問が「純然たる戦闘機」と「戦闘攻撃機」という区分をしてますね。私は「純然たる戦闘機」って何だろう?爆弾投下など対地攻撃の能力がほとんどない、あるいはそのように使われることを想定していない戦闘機かな?と考えたわけですけど。
で、前者に比べて後者のジャンルが明確に存在するというのなら、その定義をお聞きしたいものですな。軽戦闘機やある程度の空戦能力を持つ攻撃機は「戦闘攻撃機」には入ってこない。いわゆるFighter Bomberに当てはまるものという意味ですかね?
あまり言葉遊びはしたくないのですが、例えば、F111Fは受動的な自己防衛程度以上の空戦能力を持つ「戦闘」攻撃機に厳密な意味で該当するのでしょうか?
貴方の言う「戦闘攻撃機」ないしFighter Bomberに当てはまるもの以外は質問の対象ではないから、引き合いに出すなというのなら、F5Eやアルファジェットを出した部分は無視していただいて構いません。ただ、質問の直接的な回答ではないとしても、機体のクラスとか攻撃ミッションの性格を無視して「戦闘攻撃機」として一概に包括できるの?質問者の言う「戦闘攻撃機」って何だろうか?という問いかけは相応しくないということですかね?(別に質問者の方を責めているわけじゃないけど・・)。ま、考え方が違うだろうから、これ以上、議論したって馬鹿馬鹿しいだけですが。
アリエフ
- >15
>前者に比べて後者のジャンルが明確に存在するというのなら、その定義をお聞きしたいものですな。軽戦闘機やある程度の空戦能力を持つ攻撃機は「戦闘攻撃機」には入ってこない。いわゆるFighter Bomberに当てはまるものという意味ですかね?
その通りです。
軽戦闘機やある程度の空戦能力を持つ攻撃機とおっしゃいますが、そんなもの全部入れていたらMig-21からF-86、F-104、A-1、A-4、A-7、果てはA-10まで、みんな「戦闘攻撃機」になってしまいます。貴方は胸をはって「これらの機体は戦闘攻撃機である」と言えるようですが。
んで、戦闘攻撃機の定義は「対空、対地そのどちらもが専用機に劣らない」だとおもいます。
結局、対空、対地のどちらかが主、どちらかが従の関係がはっきりしてしまえば「攻撃も出来る戦闘機」もしくは「戦闘も出来る攻撃機」のどちらかに入るでしょう。
「攻撃も出来る戦闘機」となれば、ジェット戦闘機は初期の物から大抵、対地攻撃できますよね。
「戦闘も出来る攻撃機」となれば、自衛戦闘レベルであれば小型攻撃機はたいていこなせるでしょう。
と、いつのまにかほとんど全ての戦闘機、攻撃機がこの枠の中に入ってしまう。
11番で貴方は「もしP530又はYF17を「戦闘攻撃機」と呼ぶならば、YF16も同様に呼ばなくてはならないでしょう。それ言ってたら、戦後ジェット戦闘機でMiG25やF106のような防空専用機を除き、大抵のものが「戦闘攻撃機」となってしまいます。」と書いていますが、それをやっちゃってるんですよ貴方は。
>あまり言葉遊びはしたくないのですが、例えば、F111Fは受動的な自己防衛程度以上の空戦能力を持つ「戦闘」攻撃機に厳密な意味で該当するのでしょうか?
はて、いつからF-111Fが「戦闘攻撃機」になったのかは存じませんが?
私の持っている資料では「F-105後継の戦闘爆撃機」になっています。
ついでに言えば、名乗るのは自由ですよね。F-117Aをロッキードは「戦闘機」と呼んでいますが、(1990年7月12日、F-117A生産最終号機引渡しセレモニーのベン・リッチ氏の演説より)あれを「戦闘機」に分類する人がいるでしょうか?
>貴方の言う「戦闘攻撃機」ないしFighter Bomberに当てはまるもの以外は質問の対象ではないから、引き合いに出すなというのなら、F5Eやアルファジェットを出した部分は無視していただいて構いません。ただ、質問の直接的な回答ではないとしても、機体のクラスとか攻撃ミッションの性格を無視して「戦闘攻撃機」として一概に包括できるの?質問者の言う「戦闘攻撃機」って何だろうか?という問いかけは相応しくないということですかね?
F-5E、アルファジェットは軽戦闘機及び軽攻撃機だから質問の「開発時より戦闘攻撃機として計画され、そのとうりに使用されているもの」に当てはまらないのに「戦闘攻撃機」と断言するのはおかしかろう、なぜそんな物を引き合いに出すのか?といっていたのですが。
まあ、戦闘攻撃機に対する認識が違うようなので、貴方にとってはF-5E、アルファジェットが立派な「戦闘攻撃機」に見えても、私には見えなかったと、それだけのことです。
分かりやすくいうなら「戦闘機の上昇能力ってどんなもん?」と言う質問に「初等練習機のようなものから、F-15のようなものまであるから比較できん」という回答が来たように私には見えた、というところでしょうか。
事の発端は誤解でしょうか?
これ以上レスつけてもしょうがないんで、もう書きません。
烈風天駆様、申し訳ないですが、「戦闘攻撃機」とは「純然たる戦闘機」とは何なのかご自分の考えをお書きになった上でもう一度スレッドを立ててください。
ご迷惑おかけします。
Sparrow
- >16 貴方の戦闘攻撃機なるものの定義はわかりました。ただ、私は「純然たる戦闘機」に対し、広義の「戦闘攻撃機」なるものを考えるならば、という前提で書いたわけですが。別に私の考えを押し付けるつもりはありません。ただね、貴方の書きこみ見ると揚げ足取りのように感じたものでね。
ま、定義が異なると議論の土俵が異なると言うことか。
アリエフ
- ゴミ失礼。
現用の機体で就役当初の任務が制空戦闘のみで、後になってから
対地攻撃能力を与えられた機体はF-14位しか思いつかないですね…。
旧ソ連機はあまり詳しくありませんがMig-29もそんな感じかな…?
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