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第一次大戦中にドイツ水上戦闘機がイギリスの潜水艦を蜂の巣になるまで銃撃して大破させたのを「撃墜スコア1」とした例があるそうですが、第2次大戦ではこのような「撃墜」!?スコアの例はあるんでしょうか? 安井 賢一 |
- 質問で出てきた例は、1918年7月6日のハンザブランデンブルクW.29隊とC.25潜水艦の戦闘です。12:45からの銃撃(消費弾薬:7.92mm弾×約5000)が5機の共同、16:00ごろからの銃爆撃(5kg爆弾×8、命中弾おそらくなし)が4機の共同によるものです。この結果C.25は耐圧殻を破られて潜航不能となり、曳航されて帰還しています。ただし、当時のドイツでは撃沈したものとされ、飛行隊を率いたフリードリヒ=クリスティアンセンがスコア1を認定されています。
で、便乗質問なのですが、WW2レベルの潜水艦の耐圧殻は、はたして12.7mmとか20mmといったタマで貫通できるようなヤワなシロモノだったのでしょうか?
Schump
- おそらくですが、傷がつけば潜行した時に水圧で浸水を起こすのでは、ないでしょうか?
ちはや
- 航空機銃の徹甲性能の目安です。
7.7mm 徹甲弾 100m/90度 で 8mm 防弾鋼板貫通
13mm 徹甲弾 100m/90度 で 22mm 高張力鋼板均衡
13mm 徹甲弾 200m/90度 で 15mm 防弾鋼板均衡(貫通しなかったらしい)
20mm (エリコン FF)徹甲弾 200m/90度 で 15mm 防弾鋼板貫通
対地攻撃の場合は初速に機速が加わるため何%か増すかもしれません。
潜水艦の耐圧殻って何ミリくらいなんでしょう?
ささき
- >1&3
日本海軍の潜水艦の場合
L型 軟鋼 13mm WW1時の艦
海大型 軟鋼 15〜17mm WW2時には退役が始まっていた旧式艦
機潜型 NVNC 23mm WW1時独未成Uボートの国産化
甲型等 DS鋼 20mm WW2時最新主力型
乙型後期 軟鋼 22mm 上の材質を落した物、潜航深度は同等
呂500 HT 19mm ドイツから譲渡されたUボート
機潜型はWW1の戦訓からホンモノの装甲であるNVNCを採用していますが
他は20mm前後の板です、Uボートに使われたものはかなり優秀な物らしいですがDSと大きく違うというほどでは無く
恐らく第二次大戦型潜水艦の耐圧船殻は20mm前後と見ればよいと思います
また船殻は円筒ですので射撃方向次第では抜くのが難しいかもしれません
SUDO
- 何時の時代かは忘れちゃいましたが、我が潜水艦に対する要求として「20mm機銃の徹甲弾で貫通されないこと」というような項目があったと思いました。
tackow
- 駆潜艇等の武装が毘式40mmから76mm砲に変更されたのは
潜水艦の耐圧船殻を水上砲戦で抜くためとも聞きます
(勿論至近距離での話ではないと思います)
毘式よりもずっと高威力のボフォース40mmでも
徹甲弾を用いて4000ヤードでClassB装甲(高張力鋼よりは強靭)15mmだそうですから
水上戦で機銃級で潜水艦に致命傷を負わすのは至難だったでしょうね
また航空機の銃撃距離は良く知りませんが
真上からダイブして射撃するのでもなければカタログの半分程度の貫徹力でしょうから
やはり機銃では上手く行かないのではないかと想像します
SUDO
- ああ、何故か急にXXI型の一隻が戦争末期に英軍機の機関砲攻撃で沈められた時の映像が頭に浮かんできた…。
(確かタイフーンの飛行隊の戦果じゃなかったかな?)
大塚好古
- ↑これの止めはロケット弾でした。失礼しました。
大塚好古
- >水上戦で機銃級で潜水艦に致命傷を負わすのは至難だったでしょうね
モスキートがモリンズ 57mm を積んだのも「とにかくでかい大砲積んでみたかった」というドイツぢん的発想じゃなく(笑)イスパノ 20mm に切実な威力不足を感じてたんでしょうね。
ささき
- >9
でしょうね
『武器』の項でお馴染の初活力にして(笑)
クラスM/57mmは20mm最強のイスパノの20倍、ボフォース40mmの約3倍、毘式40mmの6倍になります
ちなみに日本軍が軽艦艇に搭載した貧弱な76mm砲は、そのモリソンの1.4倍
20mmってば貧弱(とか書いたら怒られるてば)
SUDO