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B−17に関しての質問です。 戦闘のエピソードや性能(少しは知ってますが)とかありとあらゆる事を教えて下さい。 お願いします。 少年兵 |
- 長くなりすぎるのでとてもじゃないですが書けません
まなかじ
- 初飛行が1935年で、現在でもエアショーなどで
飛んでいるような機体のありとあらゆる事となると本が書けます。
しかも広辞苑並みの厚さのが。
少年兵さんには悪いのですが、大まかな所は御自分で調べてください。
自分で調べるのはとても面白いことですから。
そしてどうしてもわからない所は聞いて下さい。
答えるべく努力しますので。
あず吉
- >戦闘のエピソード
映画の「メンフィス・ベル」はみましたか?
(ドキュメンタリーではなく、フィクションの方ね。)
フィクションだけれども、空中で起こるさまざまな出来事、
かなりの部分が事実に基づいてると思います。いろんな機体での実際の
出来事を、一機、一回の出撃に圧縮して映画でみせてるから、とっつきと
しては良いかも。
MB
- http://www.ixpres.com/ag1caf/B-17/contents.htm
戦闘のエピソードに入るかどうかわかりませんが、このHPにダメージを受けて生き残ったB17の
記録が掲載されてます。独軍のし烈な邀撃をうかがわせると同時にB17の撃たれ強さを垣間見る事が
出来ます。
jas1
- 体験試乗した経験から。
1) 飛行中の機内は電車が通過するガード下くらいの騒音があります。すぐ側にいる人にも大声で叫ばなければ通じません。機銃でも撃とうものなら肉声など全く通じないでしょう。クルーは有線式のマイク+ヘッドセットでコミニュケーションを取っていたようです。
2) 機内は爆弾倉を挟んで前部と後部に分かれ、爆弾倉の上を細い廊下(キャットウォーク)でつないでいます。機首部分はかなり狭いです。前部は二階建てになっており上がコクピット、下が爆撃手席となります。爆弾倉直前に背部銃座があり、これは立って操作します。
3) 爆撃手席の後方に航法手席があり、天井(操縦席窓の前方)に天測用の球形窓があります。爆撃手席の前方透明窓からは 360 度が丸見えですが、身を守るものは何もありません。前方から突っ込んでくる戦闘機の機関砲弾が一発でも飛び込めば修羅場になるでしょう。
4) 後部胴体は市バスくらいの広さがあり、爆弾倉直後左側が無線手席、天井には窓があって補助火力の機銃が一挺、その後ろに下部銃座の基部、その後ろに左右胴体銃座があります。後部胴体から尾部銃座の間に隔壁はありませんが、尾翼の構造材や尾輪が突き出ており非常に狭いです。
5) 機内は骨組みムキ出しで緩衝材なんて気の利いたものはかけられていません。飛行帽やヘルメットなしで頭をぶつけたら怪我をするでしょう。壁面や天井を配管や電線や操縦ワイヤーが通っており、うっかり変なところを引っ張ると操縦機能に損傷をきたす恐れがあります。
6) 胴体最下部 30〜40cm ぐらいを上げ底にして床にしてあります。床面にはあちこちにハッチがあり、点検用以外にクルーの荷物や工具予備部品などを格納するコンテナもあります。
ささき
- 少し厳しい事を言いますが、ここでレスを書く人たちも自分達の時間と手間とお金をかけて調べた情報を書き込んでいるのです。もちろんそれは本人達が好きでやっていることですが、B−17なんて超有名な機種について「ありとあらゆることを教えてくれ」というのは少し虫がよすぎます。もう少し自分で調べた上で「何について知りたいのか」を絞り込んで質問して下さい。
手始めに国内のサイトで「ボーイングB−17」、海外のサイトで「Boing B-17」で検索してみて下さい。残念ながら国内の情報は少ないですが、海外ではかなりの情報が得られます。
しかしまったく情報提供しないのも不親切なので、次の書籍を熟読することをお勧めします。
・世界の傑作機No.14 ボ−イングB−17 文林堂 ISBN:4893190113
・エアロ・ディテール〈19〉ボーイングB‐17Gフライング・フォートレス 大日本絵画 ISBN:4499226694
他に
・週刊ワールド・エア・クラフト 26, 42, 109号 デアゴスティーニ
でも紹介されてます。戦記・戦史ものに関しては知りません。
epitaph
- ↑ 「Boing」→「Boeing」でしたか。(^^;
いらぬツッコミ
- ああ、恥ずかしい・・・(;-_-;)
epitaph
- 後一つ。ニューギニア戦線での日本軍大艇 VS B17の空中戦について調べてみても面白いと思いますよ。
居眠り将軍
- B−17の内翼のインテグラル・タンクの名称が、何故、トーキョー・タンクなのか? などお調べになったら面白いと思います。
(ちなみに、拙は、トーキョー・タンクの名の由来を知りません(^^;)
穂積
- エピソードというか・・・。ドイツ本土爆撃の際に、B17は尾部銃座が最もドイツ戦闘機に狙われるところだったそうで、1944年には後部に被弾せずに帰還できたB17はごく少数だったようです。そのため、尾部銃座は「名誉戦傷コーナー」と言われて乗員たちに嫌われていたそうです。事実、後部銃座担当の兵士達の中には心身症にかかる人もいたようです。
YF−23A
- ↑B17の場合、後部銃座以上に下面球形銃座の方が乗員にとっては地獄だったのでは?でも球形銃座の場合、小柄な乗員でないと乗れない(入れない)という事情があるか。大柄な乗員にお鉢が回ってくることが無い。
アリエフ
- ↑下面球形銃座の構造とガンナーが乗り込む写真(キャプションにはこんな作法では実際には乗り込めないとはあるが、大きさを人物と比べると確かに小さいと思う)が以下のHPにあります。Sperry Corporation製 (Model 645473E)なので別名Sperry Ball Turretとも言うようです。
他のHP(アドレス失念)で実際に座乗している兵士の写真を見たことありますが、小さい子供のひざをかかえてオシッコをさせてるような感じの格好でした。あれは小柄の日本人でもつらそうですね。
http://www.softwhale.com/history/b-17/ball-turret.html
jas1
- >12
確かに映画「メンフィス・ベル」を見るととても下面の動力銃座には閉じこめられたくないという気分になりますが、B-17の下面球形動力銃座は左右胴体銃座よりも死傷率が低かったと聞いておりました。確か左右胴体銃座は立って射撃するため暴露面積が大きいというのがその理由だったと記憶しています。
junkers
- >14 胴体左右の銃座には防弾板の類が何もないんですよね。ボール銃座は前面が防弾ガラスになっており、背部には防弾鋼板も入っています。ただし墜落時に脱出できない可能性が非常に高い配置でもあります。
ささき
- 下面球形銃座は脱出する場合、当該銃手が自分でハッチ?を中から開けられるのでしょうか。(メンフィス・・では確か同僚クルーが外からロックを掛けていた記憶が・・)
それと、ハセガワの1/72解説書で見たと思うのですが、この銃座がクルーから『恐怖の壷(つぼ)』と呼ばれ、嫌われていたのは本当でしょうか。
ワレアオバ
- >16 ハッチは背もたれの一部になっているので自分で開けることは出来ても銃座側から閉めることは困難だったのではないでしょうか?(推測です)
ちなみに下面球形銃座は90度真下に向けるとハッチがちょうど機内の方向に向くため緊急時はここから機内に脱出出来たようですが、銃座への乗り降りにかなりの時間を要する為通常は銃座を離れることは無かったようです。
脚が出ない時等で胴体着陸する時は邪魔なので銃座を切り離してたらしいのですが、この時もこのような方法で機内に避難していたと思われます。
jas1