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日本機を大戦後、米国でハイオクタン燃料により、点火プラグを交換の上のテストした結果、速度性能などが大幅に向上したという話をよく聞きます。四式戦の624キロが689キロなどが有名ですが、これは米軍機の発表されているものと同条件で測定されたものなのでしょうか?あと二〜五式戦、雷電、紫電、紫電改の米国での最高速の測定結果を知りたいので、よろしくお願いします。 痴呆公務員 |
- まずはここの過去ログに目を通して下さい
ちなみに雷電の計測データは学研の局地戦闘機雷電にグラフ付きで出ています
グラフかた読み取るとこんな感じでしょうか
ノーマル 7,080LB(約3200kg)
緊急ブースト407mph(650km/h+)高度17,400ft(約5,300m)
350mph(560km/h+)海面高度
公称出力 約395mph(630km/h+)高度20,000ft(約6,000m)
20,000ftまで5.6分
フルロード 8,045LB(約3600kg)
緊急ブースト 約380mph(610km/h+)高度約17,500ft(約5,500m)
公称出力 約370mph(590km/h+)高度約20,000ft(約6,000m)
20,000ftまで約7分弱
全備状態で公称出力ってのは日本での計測条件に近いと思いますが
その場合の速度性能や上昇性能は日本での公称数値に良く似ています
ちなみに日本では緊急ブーストでは計測していません
ですから「米軍が計測すると速度が上がった」というのはちょっと違うような気がします
SUDO
- 上、追記
上昇は全域ミリタリーだそうですから公称出力になります
日本での計測では離昇や緊急も使ったかもしれません
てな訳で、中々性能というのは数字に出ないものなんですね(;_;)
SUDO
- しかし、点火プラグってそんなに出力に効くんでしょうか?
自動車と原チャリという小排気量(プラグの負荷が少ない)
の経験ですが、キッチリ火がつけば、あとは大差ないような。
ハイチューンエンジンでは、加速中や減速中とかの過渡領域で、
エンジンをカブらせず、
キッチリ火をつけるのが大変で、そういう意味では
高性能プラグに意味はあるのですが、最高出力に関しては
疑問なんです。
ええ、NGKからVX、スプリットファイアまで各種ためしましたとも。
あと永井電子もそれなりに。
無頼庵
- 厳密なことを言えば、プラグだけでなく点火系の設計によってはピストンへ与える
運動量…すなわち効率が変化します。
と、いうのも点火系に与えられた役目は「できる限り短い時間で(しかもdeto. し
ない程度)」燃料を完全燃焼させ、できる限りピストンに大きなの圧力を掛けるこ
とですから。当然ながら物理的には100μ秒で燃焼させるより10μ、いや1μ秒で燃
焼させるほうが最終的に得られる出力は確実に大きい。
ですが、エンジンのダイナミックスを考えれば、燃焼時間−ピストン出力曲線は飽
和曲線になることが明白であり、余程の世代差のあるエンジンではない限り、点火
系を弄っても実現象には余り寄与しないのでは?とも同時に思えます。
私だったら、点火系のチューニングはエンジンの着きの良さ(スロットル応答性)に
は明らかに影響が出るかな?ってくらいです。
>>無頼庵氏
後は点火エネルギーの増強を提案します。
一本あたり10Jも突っ込めばかなり違いますよ。エンジンフィール変わります(当然だって)
その代わり、4発、レブ6000rpmだと安全率1.0で4kW相当の発電機が必要になるんだ
けど(笑)
sorya
- >3
普段、普通に車を使っていると忘れがちですが
整備の基本は混合気と圧縮と火花ですから
馬力は上がるというより、維持する若しくは戻るというのが正しいかと>プラグの効果
まあ、当時の日本の発動機は電装系も弱点でしたから
そこらを刷新した場合変わった可能性は否定できないと思います
SUDO
- あ。考えてみれば最大出力4kW相当のオルタネータなんて何処にでもあるね。
バイクにだって積んでるや。
sorya
- 無頼庵さん
>しかし、点火プラグってそんなに出力に効くんでしょうか?
というより、疾風純正(?)の奴が「粗悪」だったってことじゃないでしょうか?
正常動作しないプラグだと、そりゃ力もでないと思いますが・・・
1気筒でも死んだら・・・
松平