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コブラは当初単発機でしたが改良され双発になりました。 海上では双発の方が単発に比べ生存性が高いらしいですが実際には片方のエンジンが故障し、1機のエンジンだけで帰還した例はあるのでしょうか? また、双発は単発に比べコスト、整備性などマイナスになる要素があると思うのでうが問題にならないのでしょか? sacriifice |
- 双発のコブラは合衆国海兵隊向けに開発されたAH-1J/T/Wおよび開発中のZです。
一発のみでも、過荷状態でないかぎり、水平飛行を継続できるようになっていますが、実戦でそのような状態になったどうか、私は知りません(ごめんなさい)。
整備およびコストですが、陸軍用に開発されたAH-1G/Q/S/P/E/Fは海兵隊の兵站システムに合致しておらず、海兵隊が使用する上では、整備性や運用コストなどは低下したようです。
Sparrow
- 1補足
海兵隊が使用する上では、整備性や運用コストなどは低下したようです。
↓
双発型コブラは、海兵隊が使用する上では、整備性や運用コストなどは低下したようです。
ということです。
すいません。分かりづらい書き方で。
Sparrow
- 早速の解答感謝です。
やはり運整備性などは下がってしまうんですね。
便乗質問なんですが最近のジェット戦闘機は大体双発ですよね?
単発で双発と同じだけの推力(出力?)のエンジンを作るよりも2つに分けた方が良いのでしょうか?
フランカーなどの推力偏向機能が無い場合はそれほど変わらないと思うのですが実際はどうなんでしょうか?
sacriifice
- うーん、そうするとF-22は推力30tクラスのエンジン単発ですか?
それはちょっと開発が無理じゃないかと。
Sparrow
- 無いよりはましという感じですかね。過熱を防ぐという意味くらいで。
墜落の直接的原因としてはギアボックス本体の故障が圧倒的なので、エンジンより
も先に冗長化を求めるモノがあるだろう?って気はしますが(笑)。
それ以前に、配置距離の短い状態でのエンジンの双発化に関しては昔から疑問が出
ており(隣「だけ」が被弾するとは限らないから)、エンジンの外的要因に関する絶
縁について、アメリカですら結論が出ていない状態ではあります。
sorya
- ごめん、なんか1、2番で変なこと書いてる。
整備性は良くなって、運用コストが低下したんだ。
整備性が悪くなって、運用コストが低下するはずないじゃん!
その他、海兵隊用に開発されたので、無線規格や搭載兵装も海兵隊規格になって、ローターブレーキなども追加されました。
兵装も幅が広がり、ドロップタンクや5インチロケット弾、500ポンド爆弾なども搭載できます。
どうも、ご迷惑おかけしました。
Sparrow
- 捕捉までして戴いてありがとうございます。
確かに今の技術では単発で30tクラスの大推力エンジンの開発は困難だと思いますが
単発の方が結果として機体重量が軽くなり双発よりも推力が低くても同程度の性能が出せると思うのですが実際はどうなんでしょかね?
しかし整備性の向上で運用コストが下がっていたとは意外でした。
素人考えで「2つよりも1つの方が整備は楽だろう・・・」と思ったので。
sacriifice
- >単発の方が結果として機体重量が軽くなり双発よりも推力が低くても同程度の性能が出せると思うのですが実際はどうなんでしょかね?
どうでしょうね?
あまり推力を大きくしようとすると、ファンブレードやケーシングに掛かる応力とかが大きくなって、余計に強度が必要になる。結果、たいして重量は変わらないってことになるんじゃないでしょうか?
>整備性と運用コスト
あくまで、海兵隊の話です。普通だったら、エンジンが倍になった分、手間も倍。整備性が悪くなって、運用コストが上がるでしょうけど。海兵隊の場合は、部品がない、規格が合わないってことで、AH-1Gの運用コストが増大。
それなら「うちの規格で再設計」ってのがAH-1Jですから、そのぶん運用コストが下がった。仮に自衛隊で使ったらってことになると、双発型の方が運用コストがかかると思う。
始めからこう書けばよかったです(汗)。
いらん誤解をさせてしまったようで、もうしわけありません。
Sparrow
- 皆様の懇切丁寧な解説のお陰で良く解りました。
ありがとうございます。また機会が有りましたらその時もお願いします。
sacriifice