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2319  特攻機の出撃に、同伴する飛行機として『直掩機』『誘導機』『戦果確認機』等と、いろいろと書かれているようです。
 皆同じものを表していると思っていましたが、かって、「新司偵で、沖縄近海まで特攻機を誘導した。」とのお話をお聞きした事が有りました。
 今から考えれば、飛行機が新司偵で、この方は重爆乗りですので直掩とは言えないと思います。またこの方は、「海上飛行にかけては陸軍航空部隊随一と自負するまでになった飛行班・・・。」とも書かれておられました。
 また、新海希典大佐は、重武装の重爆(おそらく四式重)で、『戦果確認機』として特攻隊と共に出撃なさり戦死されています。この場合は『直掩機』ともなるのでしょうか?

『直掩機』『誘導機』『戦果確認機』とは、それぞれ別のものなのでしょうか?『直掩機』がついてさらに『誘導機』がついているというふうな事があったのでしょうか? 宜しくお願い致します。
roht

  1. 直掩機は編隊に寄り添って敵機の攻撃を防ぐ護衛戦闘機を指します。紛らわしいのは「直衛」機で、これは母艦や基地上空を守る機体を指します。誘導機は編隊を正しい進路に導く機体で、爆戦に天山等が随伴するような例を指します。銀河に二式大艇がつく例もありますね。戦果確認機というのは特攻が主体となった際に生まれた呼称だと思いますが、文字通り戦果を確認して報告する任務を帯びた機を指すものでしょう。前の二者とは若干ニュアンスが異なりますが、直掩機が戦果確認機となる場合も普通にあり得る事として良いと思います。これに対して直掩機が誘導機を兼ねるのはやや例外的なことなのではないでしょうか。
    BUN

  2. 中部オフで「マリアナ沖のアウトレンジ戦法の失敗の原因は誘導機の喪失」
    というような話題がありました。

    戦果確認機については、一般的には台湾沖での戦果誤認を教訓にしたと
    言われていますね。

    どんべ

  3. 誘導機を失った為にアウトレンジ戦法が失敗した訳ではありません。未帰還機を増やしたことはあっても作戦そのものの失敗は兵力差に帰するべき問題です。
    BUN

  4. 海軍の話で恐縮ですが、昭和19年10月25日に体当たり攻撃を実施した敷島隊などは、体当たり機の他に零戦が同行していました。当時その模様(厳密に言うと10月25日ではなく、それ以前に撮影したものなのでしょうが)を報じた日本ニュースでは「誘導護衛機」と共に出撃した、と言っていたような気がします。
     現実にこの零戦は、「直掩」「戦果確認」の任務をこなしており、また、「誘導」任務もこなしていたと推測します。誘導できるほどの航法能力がないと、基地には帰れませんし。

     「直掩機」「誘導機」「戦果確認機」は、必ずしも別のものとは限らない一例として書き込みました。「直掩」「戦果確認」「誘導」の全てを担当する機をなんて呼ぶか、はわかりません。
    川崎学

  5. 引っ越し中で文献を出せないので申し訳ありません。
    「世界の傑作機・彗星」には
    彗星の配備部隊の部分で
    彗星が特攻直掩に出撃したような記述だった記憶があります。
    これは、誘導の記憶違いなのでしょうか?
    無頼庵

  6. 二航戦の攻撃隊は両方敵を見ていませんから
    そんな説もあるんでしょうねえ

    >マリアナ沖のアウトレンジ戦法の失敗の原因は誘導機の喪失
    ななし

  7. みなさま、有難うございました。またよろしくお願い致します。
    roht


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