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FW190は、機首機銃、翼内機銃(2丁)がペラの回転範囲内にあります。この有利な重量配分について日本機でも同様にチャレンジしようとした形跡はあったのでしょうか? 文吉 |
- ご質問の機銃は銃身が脚収容口を貫通するというかなり奇抜な配置です。
降着装置や翼厚の差などにより、どんな機体にも採用できるものではありません。
で、日本機の場合は「この有利な重量配分」位置には、
やはり翼内タンクを置きたいところでしょう。エンジンも近いしね。
どんべ
- 余談
>.質問者文吉さん−−−翼内機銃(2丁)がペラの回転範囲内にあります。
それ故に、MG151/20は、元々の発射速度740〜750発/分を約200発/分に落として、同調させています。
(電気式同調装置&電気発火)
これでは、「宝の持ち腐れ」だけれど、ここ迄下げたのはプロペラ幅が広いのも理由なのかな!?
軌跡の発動機?誉
- MG151/20 は弾薬の発火を電流で行うため、電線だけでプロペラシャフトとの同期が取れます。機械式リンク(油圧管、ピアノ線など)であれだけの距離を伝えるのは難しいのでは?Fw190A の初期型は同じ位置に 7.92mm MG17 を搭載していますが、これに使われた MG17 は電流発火弾薬を使う特殊なものだったと何かで読んだ記憶があります(詳細について確認中)。
ささき
- キ87は内翼のプロペラ回転面内にホ5(20ミリ砲)を装備する予定だったみたいですね。こいつの同調機構は??
アンサラー
- >4 私も知りたいです(笑)。ピアノ線とリンケージで伝えたとは思いにくいし、油圧を使うつもりだったのかも知れません。油圧同調装置は第一次大戦中に英国でヴィッカース機銃用に開発され日本海軍にも毘式機銃とともに導入されていますが、油中に気泡が入ると途端に同調が狂う欠点があったようです。陸軍も89式固定銃でヴィッカースの技術導入をやっているので、油圧同調装置については知っていたと思いますがキ-87 に使うつもりだったのかどうかは知りません。
ささき
- 便乗質問(ではないかな)失礼します。伝え聞く翼内機銃の200発/分の発射速度が、低すぎるような気がしてならないのです。外翼武装を外していた場合の多い初期の機体では、カタログ上Me109F型以下の火力であったのでしょうか。また内翼機銃装弾数の250発だと、射撃継続時間が一分を超える無駄が生じます。実際のところどうなのでしょう。
W・アデマイド