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F-2は1機123億円。どうしてこんなに高いのでしょう? もんじゃ |
- やはり、日本製だから・・・なのだろうか?
地雷伍長
- 結構な開発費がかかっているんですよね、ライセンス費用とかも取られるし
でもって色々な制限から数作れないんで
一機あたりの開発費負担が大きい
一機当たりの製造ライン等の維持コストも大きい
これに価格算定に将来のメンテコストとか保険金まで含むとかで
まあ、素敵な価格になってしまうのですが、新型機ってのは高いんです
ちなみにF/A-18Eの初期導入価格は約200億円(最初の年度の導入費用を導入機数で割った場合)
双発の方が割高になるのは事実ですが、結局結構高い物になるんですな
それから考えるとF-2の価格は仕方が無いのではないかと思います
SUDO
- 上のSUDOさんが言っているとおりなのですが今は123億もしません
0918
- ライセンス費用で言えば一機あたり50万ドル、120機で6000万ドル支払ってますし、レーガン政権時の交渉で決まっていたF-16の火器管制/フライトソースコードの供給も、議会の横槍で駄目になりましたからその開発にもお金掛かっているのでしょう。開発費は約3200億円だそうですが、ベースがF-16といっても元の部分が残っているのは垂直尾翼と脚ぐらいのものであとは全て新造ですからね。
>3
13年度のF-2の概算要求が12機で1323億円だから一機あたり110億2500万円位でしょうか。
現単価で言えば、三菱へのF-2一機あたりの発注額が81億5322万円(米国生産分込?)、IHIへのエンジンの発注額が一基あたり15億1300万円なので、現在のF-2の単価は約96億6622万円になります。
ガンヘッド507
- 生産数の問題では? 少数生産の方がコストは高いでしょう。
YF−23A
- 機数といえば、結局130機生産することとなりましたが、RF-4EJやF-4EJ改の後継機種をF-2とすれば生産数も増えトータルコストも下がるでしょうね。(発展型だとそうもいかないかな?)
<総勢130機の内訳>
支援戦闘機部隊三個用が60機
教育部隊用に21機
在場予備に12機
減耗予備に27機
整備教材2機
飛行教導隊用8機
ガンヘッド507
- ひゃー、F/A-18Eが1機200億円ですか! 新型の導入費用って高いんですねぇ。F-2は高い高いと言われてるけど、実は普通の価格だったんですねぇ・・・。あとは生産数の問題か。
もんじゃ
- >7
まあ、初年度の半ダースぐらいしか導入しなかったときの価格ですから
試験費用とかも含まれるのかもしれないですし
機体単価なら100億円ぐらいにすぐに落ち着くと思いますが
50億円ぐらいだった前型並に落ちるのはずっと先になるでしょうね
SUDO
- >4
ガンヘッド507様、F-2の現単価ってフライアウェイコストですか?
>7
ひょっとして、口出さないほうがいいのかもしれないけど…。
初期低率量産は価格が高くなりますからね、どうしても。
F-2の初期低率量産の価格がそんなに高くないのが不思議ですが、その分値下がりもしないという…。(苦笑)
F/A-18Eの2001年調達費が単機あたり79億程度です。
ボーイング社は胴体前部の改修で2005年までにフライアウェイコストを4000万ドルまで値下げするつもりらしいです。
F-2は価格低下努力はしてんのかな?
Sparrow
- >フライアウェイコスト?
前中期防のF-2の調達45機中最後の9機(12年度第五次分)のメーカーへの発注金額です。
機体のほうは9機で733億7900万円、エンジンは9基136億1700万円で発注されています。
>訂正
あ、それから上の13年度の調達価格は概算要求の数字でした。
実際の調達価格は12機で1339億円、一機あたり111億5800万円位です。
ガンヘッド507
- >ボーイング社は胴体前部の改修で2005年までにフライアウェイコストを4000万ドルまで値下げするつもりらしいです。
そういえば2000年の6月に5ヵ年の多年度計画としてF/A-18EFを222機89億ドルで発注してますね。けど赤外線センサーやAESA(APAR)、AN/ALQ-214 統合電子戦装置等を搭載したアップグレード版も含まれているのか不明ですが。(AESAはロット27から搭載、以前の機体にも搭載される予定だそうです)
>安くする努力
やはり全複合材製の主翼ってコスト掛かってるみたいですね。
三菱重工業名古屋航空宇宙システム製作所でF-2主翼の開発責任者である小笠原さん曰く「次の目標は、いかに安く作るかです」だそうです。しかしこれがF-2派生を指すのかF-Xを指しているのか微妙…(笑)。
それにF-2生産分130機内の構造的変更での「安くする努力」は例え技術的に可能でも無理でしょうね。例えば新技術により主翼製造コストが下げられるとしても、それによって米国側生産部位の利益が減りますから(笑)
ガンヘッド507
- >前中期防のF-2の調達45機中最後の9機(12年度第五次分)のメーカーへの発注金額です。
>機体のほうは9機で733億7900万円、エンジンは9基136億1700万円で発注されています。
これは機体(三菱重工)エンジン(石川島播磨重工)の発注額ですが、他にレーダー(三菱電気)などの官給品があるので、この二つだけ足してもF-2の価格にはなりません。
(N)
- >10、11
ガンヘッド507さま回答ありがとうございます。
フライアウェイコスト、なかなか分からなくて困ってます。
ただ、この分だと高くても7000万ドル程度でしょう、たぶん。
それなら、高いと言っても目玉が飛び出る程じゃないし、前に配備したのがF−1だと考えれば安く出来たし、いいものができたと賞賛できるでしょう。
(前のF−2は上か下かで誤解されているかも知れませんが、日本が作ったと言う事を考えれば、F−2はよく出来た機体だと思う。すくなくとも、タイフーン以上ではあると思う)
>値下げ
F/A-18E/Fのバージョンアップ型は形式コードが変わる(G、Hか)という話もあるのでおそらく含まれないでしょう。
F−2の値下げ、部品点数減らすとか出来ませんかね?
むりかなあ、130機じゃ。F−4EJの後継にする機体はコスト削減も考えてほしいが。
Sparrow
- >12
官給品は含まれてませんでしたか。
J/APG-1などは防衛庁が三菱電機に別途発注し、機体プライムの三菱重工に官給品として引き渡しているそうですが、これはなにか意味とかあるのでしょうか?
(ちなみにJ/APG-1は1セット7億8000万円。)
あと、量産初期の123億円、次いで118億円、13年度予算では111億円と価格が下がってきているようですが、調達費に含まれているという諸費用って幾らくらいのモノなのでしょう?
ガンヘッド507
- >J/APG-1などは防衛庁が三菱電機に別途発注し、機体プライムの三菱重工に官給品として引き渡しているそうですが、これはなにか意味とかあるのでしょうか?
三菱一本では…(嘘)
あくまでも構想段階なのだけど、J/APG-1(うー言いにくい名前。前の方が良い)を
ファミリー化しようとしたときにチョークポイントになる、契約汎用性を高めるた
めの「事務上」の措置。
もちょっと簡単に言うと、防衛庁の制式品はNDS で決められたアイテムしか汎用化
っていうか、使いまわしができないように法律上なってるのだね。これも一つのコ
スト増の要因ではあるのだけど(機能の似た専用品が増えていく傾向があった)
流石に日進月歩な電装品をNDS 化する訳にもいかないので、単独部品として契約し
たあと、官給品として処理することで前述の様なことを起こりにくくするための事
務的措置と思ったほうがいいです。
それに官給品だと改良も可能になっちゃったりするです。あくまでも完成された製
品ではないので。
sorya
- そういった事情があったんですね、勉強になります。
「ファミリー化」・・・気になるなあ(笑)。
ガンヘッド507
- >6
飛行教導隊がF-2を導入? F-15DJから更新するんでしょうか?
(全然本筋と関係ない便乗質問ですまぬ)
ブラック・タロン
- >>16
別にF-2じゃなくともよくあることなんですわ。ホーク改とかもそう。
改良用パッケージを別注文して官給品として処理するわけですね。
sorya
- >17
中期防の整備計画に載ってますから「導入」はするんでしょうね。もっとも実部隊、訓練機優先ですから先の事になるでしょうけど。
>http://www.jda.go.jp/j/library/archives/keikaku/1996/kaisetu/index.html
ガンヘッド507