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陣風の図面として現在出回っているものにはM氏ご製作のものとN氏ご製作のものが存在し両者には大きな差異が認められますが、そのどちらがより正確と言えるのでしょうか?(あくまで2次モックアップを正解としてですが) A(M氏)> 航空情報本誌/同誌別冊「精密図面を読む」に収録のもの 特徴・胴体後半上部のラインがほぼ水平な紫電二一型的フォルム B(N氏)> Gアロー出版「日本軍用機航空戦全史」/同「日本海軍軍用機集」に収録のもの 特徴・胴体後半上部のラインが傾斜するスマートなフォルム (胴体部の印象は、20mmx4/非折れ曲がり翼の旧版推定図とあまり変っていない。) C(N氏)> Gアロー出版「日本陸海軍試作/計画機」に収録のもの 特徴・Bの改訂版、吸気まわりのアレンジが1次モックアップにそれに倣ったものになっている。 因みに私はAの発表直後にそれに準じた姿で1/72にてスクラッチ致しました。1/48はラクーンのものを期待していましたが、モックアップ写真や新図の発表後であるにもかかわらずリリースされたキットは旧推定図版でした。(これはRSの1/72も同じ) モーレツ@太郎 |
- 便乗、というか、とんでもない質問をさせていただきます・・・・・・
そもそも陣風って何ですか?
帝国海軍の艦戦のように思えますが・・・・・・?
居眠り将軍
- >1.
お察しの通り日本海軍の試作戦闘機ですが、これはご自分で調べられた方がよろしいかと思います。
ネット上にも情報はありますので検索してみて下さい。
弥空
- 私にはどっちの図面もモックアップとは同じに見えないんですが。
胴体上面のラインだけなら、強いて言えばNさんの方に一票。
片
- 先日のスケールアビエーションで烈風のCGの前のページに掲載されていた「烈風」の側面図がなんとなく「陣風」だったような気がするのですが、、、、
Navy
- >片さん
そうですか、どちらも問題有りと言う訳なのですね。
私はM氏版から感じられます質実剛健さ(特に胴体後半〜尾翼まわり、紫電二一型後期とほぼ同じ印象)を気に入っていたのですが...。
それが何方の手になるものであれ、より正確な新図の発表といった事は近い将来に望み得るのでしょうか?
モーレツ@太郎
- あくまで木型との比較としてですが、水平尾翼の上面は胴体上面のラインの延長線よりも高く位置しているはずです。A図面では水平尾翼の位置が相対的に下にあり過ぎるのです。(B、C図面でもまだ下過ぎ) 胴体が太く、基準線に対してわずかに角度をもっているはずの胴体上面ラインが平行に描かれてしまっているせいでしょう。
片
- こういう事は、その図の正確さを云々するのではなく、それらの図が何を元に書かれているのか、と言う問題に尽きると思います。
BUN
- >4.
その通りです。これは次の号に訂正が掲載されていました。
で、図面ですが、BUNさんがおっしゃってるとおり、モックアップと図面では違ってることは多々ありますので、両氏の図が何を元にして描かれたかによると思います。私らが見たこともない資料に基づくものである可能性もあります。
胃袋3分の1
- 両図面とも胴体内部の儀装を確認するためにモックップに開けられた「審査用窓」をそのままアクセスパネルとして描きこんでいることが気になります。
片
- >何を基に描かれたものか?
確かM氏は「丸」誌に掲載の写真と兵装関係の何らかの資料を借り受けての作図であった旨の内容が航空情報本誌での初出時に記載されていたように思います。N氏の場合も1次モックアップの写真発表を受けてB図を改訂しC図としたように受け取れますから、やはり両氏ともあれら以上の資料は持ち合わせでいらっしゃらないのかもしれませんね。
これまで「どちらが正しいのか?」しか念頭にありませんで、両図とも疑ってかかる事には思い至りませんでした。やはり自分自身でもっとよく写真と図を見比べての検討を行うべきでした、皆様今回もご回答ありがとう御座いました。
モーレツ@太郎