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烈風(A7M2)の急降下性能についての質問です。 烈風の急降下制限速度について教えていただけますか、上昇力は良く聞きますがこちらはさっぱりです。また一撃離脱がメインの米軍戦闘機に通用する性能だったんでしょうか? 烈風天駆 |
米軍の新型機との空戦に通用したかという点は何とも言えません。烈風一一型自体、計画上、零戦の計画枠内でのみ生産を許された日陰の存在で、海軍戦闘機隊の主力となるような機体ではあり得ませんので零戦よりも強力で紫電改の現状よりもやや良ければ合格点だったのでしょう。
日本陸海軍は本質的な意味での敵新型戦闘機であるP-80やミーティアに対しては新開発のジェット戦闘機で対抗する計画でした。
BUN
C3PO
堀越・奥宮「零戦」でも読む事ができますが、烈風の発動機換装を評価した小福田報告そのものが文末で発動機に問題あり、としていますのでハ43自体、かなり問題を抱えていたと思われます。既に需要のあった陸軍向けを含めてさえ供給は滞っている状態で、実際の生産数量は試作の域を出ていません。とても烈風一一型を量産する状態では無かったのです。烈風の優先度の低さはこの辺りにも起因しているのだと想像しています。
飛行機としては多分良い飛行機だったのだろうと思いますけれども。
BUN
「一撃離脱がメインの米軍戦闘機の急降下に追従できる急降下速度だったんでしょうか?」と聞きたかったつもりなのですが。推敲はきっちりせんとあかんなぁ。
烈風天駆
warbirdsのリンクから行ける「P-51操縦マニュアル日本語版」
http://barella.mat.ehime-u.ac.jp/~kumac/P51/
によるとP-51の最大安全対気速度は
高度 速度(IAS) 速度(TAS)
40000フィート 260mph 495mph
30000フィート 300mph 510mph
20000フィート 400mph 530mph
10000フィート 480mph 550mph
5000フィート 505mph 560mph
だそうです。まあ、560mphなどという数字が実際にそうそう出せるとは思いませんので対抗できないことは無いように思います。
制限速度が高度が高くなるにつれて低くなるのは「空気の圧縮性」の問題だそうです。
ここで質問なのですが、烈風の急降下制限速度要求「450ノット以上」とはどのような高度を想定しての数字ととるべきなのでしょうか。
また「他の高度での制限速度」なるものは存在するのでしょうか。
さと
マニュアル」には限界速度の記述は有り
ませんでした。当然のような気もしますが(笑)
SADA(ゴミ)
BUN