2218 |
素人質問で申し訳ないのですが、ジェット戦闘機どうしが格闘戦をしているときの最大速度ってのはどれぐらい出ているものなのでしょうか? それと音速で飛行中に急激に進路を変更することって出来るんでしょうか? もし出来る場合ですが、どれぐらいの速度までなら、大丈夫なんでしょう? (出来れば考証はSu-35やF-22の場合でして欲しいんですけど・・・だめかな) AXE |
理由として、超音速以上では機関砲は使用できない事と、パイロットの体が耐えられない事などが上げられます。
それ以上の事は残念ながら分かりません。
以上、「前座」でした。
人見 忍
マッハ0.9といっても1秒間に300m位、10秒で3Km移動するわけだから、両方が互いに真正面からぶつかり合う場合、すれ違って10秒間もそのまま飛んでいけば両機の間隔は6Kmも離れてしまいます。こうした条件でレーダーの支援を受けながらも有視界格闘戦を行うには、この程度の速度が「実用的」であり、マッハ2ともなると一方が他方に相当接近して追い続けるという状況でも生じない限り、有視界格闘戦は生じにくいということだと思います。大体、逃げる敵機を追ってマッハ2で3分間飛べば100Km位進むことになり、下手すれば敵の対空防衛陣地に突っ込むことにもなり、深追いの危険を冒しかねません。
アリエフ
実際にここまで出すかどうかは分かりませんが。亜音速の巡航状態から、レーダー、肉眼、地上からの誘導で敵機の接近を知って、アフターバーナーに点火して加速しても、会敵までの時間は一分たらずなので、せいぜいマッハ1.4程度までしか加速できないそうです。
F-22は1時間のミッションで約30分の超音速飛行を行い、敵地上空にいるときはほとんどをスーパークルーズで飛行を行うとしています。ちなみに、30分間をマッハ1.5で巡航すると250マイルを飛行することになるそうです(計算をしていないので確証なし)。
一方、Su-35,37はスーパークルーズ能力はないので、従来機と差はないでしょう。
Sparrow
音速での格闘戦はできないようですね・・・。
それではSu-37での特殊な機動方法で、「クルビット」と呼ばれる機動があるんですけど、これは、空中でほとんど高度を変えることなく宙返りする機動で、一瞬ではあるが後ろ向きに飛行し、にもかかわらず平然と水平飛行に復帰することが出来るそうですが、この特殊機動は、音速では出来ないと考えていいんでしょうか?
AXE
グリーネマイヤ智久
で、模擬空戦の場合は、音速以上の状況で格闘戦するような状況を作り出すこともできるとのこと。腕の良いパイロットなら、そんな状況に相手を連れ込むこともできるとか。これで、空自のF104が、米軍のF15に勝ったことがあるそうな。
つまり、模擬空戦のような状況なら、音速以上の格闘戦もありうるってことです。
ツカドン
ベトナム戦争でF4が超音速で追撃したそうですが、全機燃料切れで墜落したそうです。
VV
まだ現在は、音速では戦闘機動(クルビット等)出来ないようですね・・・。
それでは、亜音速の状態で上記のクルビットをした場合、背後からの敵機に対して、ミサイルやバルカン砲は撃てるんでしょうか?
または、当てることは可能でしょうか?
それとも、こういう機動は逃げるためのものなのでしょうか?
AXE
コブラだってまずないでしょう。一瞬でも空中で静止することは命取りになりかねない。
コブラは実見したこともありますが、地上から見ていると始める前に極端に速度を落とします。
いくら旋回戦を続けていても、実戦であそこまで速度を落とすことはないだろうし、
そこまで速度が落ちそうになったら空戦を切り上げるべきだろう、とか考えました。
便利少尉
あそこまで減速したら、あいてのウィングマンにまず落とされるでしょう。
Sparrow
そうですか・・・、やっぱり無理なんですね〜〜。
適切な回答、有難うございました!
AXE
一対一でなければこんな低速になったら敗けですよね。
VV
ザイドリッツ