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2195 戦時中、鹵獲した各種機体のエンジン音を集録し、「音で敵機を識別しよう!」というコンセプトのもと発売されたレコードがあるとききます。
レコードの題名や発売元をご存知の方がおられましたら、お教え下さい。
穂積

  1. 当時の音盤名は「敵機爆音集」だとおもいます
    製作に携わられた、田辺秀雄氏のコメントが「爆音」というアルバムの
    ライナーノートに載っています
    製作会社は、日蓄工業株式会社(現:日本コロンビア)

    拙宅に現物がありますので、詳細を記しておきます。
    「爆音」の方の帯には
    「昭和17年日本軍報道部がバタアン・コレヒドール戦線で現地録音した
     零式艦上戦闘機(零戦)の実録音を歴史的初公開!
     他、第二次世界大戦に登場した有名戦闘機・攻撃機の爆音を一堂に収録
     (全14機)
     この零戦の爆音が私たちの操縦する愛機のものであったとは!!
     35年を経た今わたしはこの懐かしい爆音をじっと聞くと、当時を彷彿とさせ
     感無量であります(撃墜王・坂井三郎)」
     とあります。
     また、同アルバムの収録機体は「疾風、スピットファイア、ソードフィッシュ
     ホーカー・ハリケーン、アブロ・ランカスター、零式艦上戦闘機、九七式重爆
     隼、鍾馗、呑竜、ブリュスター・F2Aバッファロー、カーチスP40、ボー
     イングB17D、ロッキードA28。
     上記の疾風は、完全復元後飛行状態で富士重工に返還されたときのフライトの
     模様を収めたものだそうで、ジャケットにはそのときの写真が載っています。

     「スーパーウイング 〜栄光の翼〜」の方の帯は、
     「乗った!飛んだ!録った! 1977年7〜8月 アメリカ現地録音」
     とあり、収録機は
     「B17、P51、XP51、Bf109、P38、P40、F4F、T6
      F6F、F4U、B25、ホーカー・シーフュリー、ダグラスA1、ファ
      イアフライ、F8F(うち、B17とB25は同乗録音も収録)

    馬牌槍

  2. ありがとうございました。
    気長に探してみますね(うーん、見つかるかなぁ(^^;)
    穂積

  3. すみません。
    途中でおくっちゃいました。

    「爆音」のB面には、「敵機爆音集」のきれいな部分が収められているようです。
    ライナーノートにそういったことが書いてあります。

    中古レコード屋さんをマメに探すしかないでしょうね。
    頑張ってください。

    追記:ジェット機編もあったような気がするんですが・・・
    馬牌槍

  4. 半分質問みたいになっちゃいますが、直に聞いたことがないので推測ですが、第二次大戦中のレシプロエンジンの場合、排気系統にマフラーが付いていませんから、エンジンそのものの音より排気音の方がはるかに大きいような気がしますがどうなんでしょうか?
    もしそうだとすれば、主に燃焼室形状やや排気系の取り回しが音に影響することになりそうで、空冷だから液冷だからという差はないのではないのでしょうか?
    胃袋3分の1

  5. あ!書くところを間違えちゃいました(^^;;;;;
    2193に書くべき事でしたm(_'_)m。
    胃袋3分の1

  6. ↑↑零戦なんか五二型の単排気になって「バリバリ」威勢の良い音になったように言われます。大戦初期には液冷発動機は単排気管になっていたのに対して、空冷は集合管が一般的でしたから、そのあたりの音質の違いはあったような気もします。


  7. 渡辺洋二さんの著書で一飛練のキ84に関する談話で、「分散管を付けた量産型は音がやかましく、集合管をつけた増加試作型の方が静かで好みだった」というのがありましたね。
    ささき

  8. ニッチク盤「敵国爆音機」集に関して掲示板で飛行機名称と高度でうそを言ってしまいましたもうしわけありません。
    >1の方が内容についておっしゃっているので、ゴミレスで日本のレコードについてご案内します。昭和12年8月12日日支事変戦費捻出のため政府は特別物品税を設定。定価の一割です。その後定期的に増額されます。その課税されていることを示すための盤のレーベル横に刻印しました。ビクターテレフンケンはマル特、コロムビアはマルT、ポリドールはマル物です。これ以前の刻印の無いのを(通称)本盤といいます。盤の材質についてはマル特、マルT、マル物まで本番と同じ材質です。昭和15年4月からは新特別物品税を設定したので刻印はマルNとなり、これ以降は各社共通の刻印です。その後税率は毎年増額し、17年5割で刻印D18年8割で刻印G19年12割で刻印Kになり、19年後半か20年には24割になります。(刻印は○24)複数の刻印があるのは一番大きな数字がプレス年代です。なお、新特別物品税になってからは製造原価に課税されました。またこの課税の件とコロムビア、ビクターから日蓄工業、日本音響に会社改名した時期とはまったく関係有りません。マルN以降は盤質が低下し、マル12以降はスクラッチノイズが音より大きくて最悪です。
    私が拝見したことのある「敵国爆音機」ニッチク盤(コロムビアレーベルは存在しません)は刻印マル8で、色刷りのアルバムに入って8000円(昭和56年当時神田富士レコード社がトニイレコードの横にしかなかったころ)でした。市場ではまったくといってよいほど見かけなくなりましたね。
    従って、現在のデジタルの音を想像すると幻滅を感じます。蓄音機で聞くとよいでしょう。
    ここに書くことじゃなかったカナ?

    ビクトロラ

  9. ついでに、当時は現在のように録音を標準化しておらず、大手三社ですと
    コロムビアはヴィバトーナル(電気初期はニュープロセス)
    ビクターはオルソフォニック
    ポリドールはポリファー
    と各社各様の録音をしてましたので、厳密に考えますとコロムビアはコロムビアのビクターはビクターの再生装置でないと正確な再生は出来ません。
    ビクトロラ


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