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沖縄戦で電探装備の「天山」や九七艦攻が特攻ではない夜間雷撃を敢行したとの話を聞きましたが、本当でしょうか? できれば戦果も含めて知りたいのですが・・・・。 A-140 |
電探装備の天山を誘導機にしたというような記述を読んだ記憶があります。
すこし書庫をあさってみてから、再度お知らせします。
りんでぃ☆あん
「戦藻録」によると、菊水作戦の電探装備機は「銀河」のようです。
電探装備の銀河を誘導機として、目標にマグネシウム照明弾を投下し
そのあかりをたよりにして、天山や九七式、九九式などが攻撃したようです。
そのときには、陸軍の四式戦闘機も、上空の援護に出たような記述もあります。
ひょっとしたら、電探装備の天山もあったかもしれませんが、手元の資料では
どうなのか定かではありません。
ご存知の方がありましたら、私からも重ねてお願いいたします。
りんでぃ☆あん
また、この頃、艦攻の電探装備機は決して珍しい存在ではありません。
そして照明雷撃法は日本海軍の夜間雷撃の基本戦術ですが、原則的には攻撃機と同機種で行われます。天山による照明雷撃も実施されていたと記憶していますが、実際に効果的な照明雷撃は困難だったようです。
BUN
そういえばイギリスの護衛空母が2隻、沖縄で雷撃を受けて大破したという話を聞いたことがあります。あるいはその夜間雷撃の戦果だったのかもしれませんね。もっとも末期状態の日本側にきちんとした戦果確認をするのは困難だったでしょうが。
A-140
あくまで、立ち読みした記憶なのですが。
川崎学
攻撃が実施されています。この攻撃で、右舷艦尾に命中した魚雷によりペンシルバニアは推進軸4軸のうち
3軸が損傷するなどかなりの損傷を受けています。
大塚好古
「照明雷撃とはまず二機一組となり、3000mの高度で進撃する。敵艦の約10浬前で、一機は170ノットで高度7000mに上昇し、一機は150ノットで海上20mにまで降下する。上位の機は敵艦上を越えて吊光弾を投下する。吊光弾は3000m位燃えながら落下してゆく。その間、送れて低位から攻撃する機に対し、敵艦は光を背にして浮き上がることになる。わずか一分間位であるが、その間に雷撃するのである。」
「(二十年二月頃には)照明雷撃が可能なのは(七〇一空攻二五一で)7機だけだった。」
大塚さん、八月十二日の戦果は出撃した九三一空の天山4機中の1機によるものなのでしょうね。
BUN
A-140
機種まで書いてある資料を見たことが無いんですが、単発の雷撃機のようなので天山だと思います。
ペンシルバニアは翌日も夜間雷撃を受けたそうですが(これは命中せず)、これらの事例から見て、
沖縄水域において日本の雷撃機が活発に行動している事がわかりますね。
大塚好古