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2186 はじめまして。
つまらないことですが、教えてください。

旧海軍の哨戒機「東海」の積んでいた「機上磁気探知機」とはいったい
どういったものでしょうか?
そして、磁気探知機は実際に使用されていたのでしょうか?
また、どの程度の戦果を上げたのでしょうか?
いまも同様の装置は存在するのでしょうか?

ご教授くださいませ。

みさきみか

  1.  現在で言うところのMAD(「Magnetic Anomaly Detector」、P−3Cにも搭載されています)見たいなものです。
     実際に搭載されていたかは分かりませんが、3式1号探知機といったものが存在したそうです。
     性能は3000トン級の潜水艦に対し直上距離160m、直径240mの探知範囲を持っていたようです。
    人見 忍

  2. 磁探そのものについては、ものぐさな回答でもうしわけありませんが、「磁気探知」で検索するとたくさんでてきますよ。今も使われている様がわかりますから、お試し下さい。


  3. 三式一号探知機(KMX)は高度50m以下、30m間隔の4機編隊で運用されます。編隊各機の相互距離を正しくとるため、磁探搭載機の胴体には視力検査表と同じCの形のマークが描かれます。Cが○に見えないぎりぎりのところで距離をとると適正ということです。
    磁探使用時には自機には爆弾を搭載できませんので、さらに対潜爆弾搭載機が伴われます。
    なお、磁探搭載機には原則として垂直尾翼に黄色の斜め帯が描きこまれます。

    戦果については、その存在を知りません。


  4. 便乗質問で大変申し訳ありません。
    SONYの創業者である井深大氏と盛田昭夫氏は、太平洋戦争中、陸海軍と民間の研究者からなる科学技術研究会で最初に出会ったそうですが、当時井深氏は磁気による潜水艦探知装置の研究をされていたという記事を読んだ記憶があります。
    この「東海」に搭載されていたという磁気探知装置は井深氏の開発されたものかどうかご存知の方がいたら教えてください。
    みや

  5. ご教授いただきましたみなさま、ありがとうございました

    「磁気探知機」っていうのは、海岸などで使う金属探知機みたいなものだったのですね。

    また、わからないことがあればお伺いにあがりますので、これからもよろしくおねがいします。
    みさきみか

  6. 蛇足ながら参考文献を一つ。
    「海軍技術研究所」
    三式一号磁気探知機は昭和19年半ばより901航空隊に装備されたとあり、それなりに敵潜発見、撃沈に効果を発揮していたようです。
    この著書では901航空隊の配備機種は記されておりませんが、たぶん一式陸攻か、96式陸攻かな〜と思います。

    Syoshinsya

  7. 901空で磁探を搭載したのは九六陸攻です。
    対潜作戦の真価とは敵潜撃沈破の戦果ではかるべきではないのでしょうね。
    潜水艦を潜望鏡深度に上げなければ、制圧成功なのですから。




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