2159 |
スペースシャトルとか超音速次世代旅客機の絵を見ていて疑問に思ったのですが あれってどう考えても自分のショックコーンをもろに浴びるように思えるのですが (特にスペースシャトル)大丈夫なんでしょうか? (ヨーグモス) |
スペースシャトルのような鼻先の丸い機体の場合、衝撃波は鼻先そのものから発生するのではなくて、少し前方の空間から発することになるのだそうです(離脱衝撃波)。だから衝撃波は機体には当たりません。
スペースシャトル・オービターが再突入する光景の想像図などでも離脱衝撃波は描かれています。
便利少尉
その為念入りな風洞試験を行ないます。
日本でも、M−3C(大型ブースター付き)の開発時に かなり研究していたようです。(論文発表されてました)
問題を起こした例としては、A−12(M−12)からD−21を発射した際に 母機の衝撃波のため離脱出来ず母機に衝突し 共に失われた事が有るそうです。
グリーネマイヤ智久
スペースシャトルのオービターって大気圏内では滑空するだけですよね、超音速なんて出るんですか?
Sparrow
便利少尉
実際は最大でどれくらいのマッハ数なんでしようか?
耐熱材から察するに尋常でない速度なのは想像できますが。
林檎
グリーネマイヤ智久
http://spaceflight.nasa.gov/shuttle/reference/shutref/events/entry/
便利少尉
こう言う研究をしている所もありますね。ちなみにわたしの友人の卒論テーマは「宇宙往還機の大気圏再突入時の熱分布」でしたがマッハ15から25程度を想定していたような記憶があります。
>6 確かにその通り。大気があるから大気圏。恐らく空気密度によって衝撃波の強弱があるのでしょうね。
jas1
書き方が悪かったようです。
スペースシャトルは、大気圏突入時にはたしか約31°の迎角を取ったはずです。
ので、大気圏突入時は
>スペースシャトルのような鼻先の丸い機体の場合、衝撃波は鼻先そのものから発生するのではなく…
という状態にはならないと、思ったのです。
水平状態の滑空に入るのは減速が終わった後だと思うのですが、その状態でも超音速に入るのですか?
Sparrow
上で紹介したサイトにあります。
The transition phase is entered as the angle of attack continues to ramp down, reaching about 14 degrees at TAEM interface, with the vehicle at an altitude of some 83,000 feet, traveling 2,500 feet per second (Mach 2.5), and 52 nautical miles (59 statute miles) from the runway. At this point, control is transferred to TAEM guidance.
高度83000フィートでマッハ2.5。立派に大気圏内で超音速じゃないですか?
便利少尉
英語読めない上に、翻訳ソフトも無いんです。
ご迷惑おかけしました。
Sparrow
要するにスペースシャトル・オービターは、衛星軌道速度(約7.9km/s)よりも
ちょっとだけ低い速度で大気圏の最上層に突入して、大気の抵抗を利用して減速するということです。
それでも普通の飛行機が飛ぶような高度まで下がってきたときでも、まだ超音速を保っています。
スペースシャトルの帰還が生中継されるときに注意していると、オービターが基地の上空をいったん通過する際に、
ソニックブームを発するのが聞き取れます。
聞き取れます。
基地の上空を通過したオービターは、大きく360度旋回して最後の速度調整を行ってから、
滑走路に進入してきます。
便利少尉
大変ご迷惑おかけしました。
Sparrow