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空自のF104は、わざわざ銀色の塗料で塗られてると聞きました。これは本当でしょうか? 本当だとしたら、なぜ無塗装にせずに銀色に塗るのでしょうか? ツカドン |
ささき
jas1
BUN
又、第207飛行隊所属機には潮風等による塩害を考慮して、ポリウレタン・エナメル系のエアクラフトグレイが上塗りされています。
河
jas1
主にジュラルミンを使用しています。(一般的な航空機もそうですが…)
ジュラルミンはAl-Cu系で構成されていますので、純アルミに比べ耐食性が劣ります。その為にアルミナイズ処理されることがあります。
河
一般的な航空機に使われているAl-Cu系やAl-Zn系のジュラルミンでは、表面に純アルミを貼り付けた(メッキではない)アルクラッド材を用いる事で耐食性を向上させています。
モデラーの間ではアルミナイズ塗装なる言葉が見受けられますが実際の所どーなんでしょうか?
jas1
みなと
確かにアルクラッドと言えども金属剥き出しであることにはかわりはないので、'60年代ならいざ知らず、昨今の航空機には無塗装に見えても何らかの塗装がされています。ただめっきしているとは考えにくく、プライマーか銀で塗装しているはずです。
F-104の場合は初期のものは無塗装ですが、大抵は銀色に塗装されています。これは当時の写真を見れば明らかに塗装されているのが判ります。
ここからは憶測ですが、この銀色の塗料は恐らく溶剤にアルミ粉を混ぜたものだと思いますので、仕上がり具合を見てアルミナイズ塗装と称したのではないでしょうか。当然塗料にはアルミ粉が含まれていますので塩害に弱く、207飛行隊のものには金属成分を含んでいないポリウレタン・エナメルのエアクラフトグレーが塗られたのではないでしょうか。
JK
kazz
仮に製造工程時の部品の段階で行われるのであれば可能でしょうが、完成した機体に施すのは無理でしょう。
JK
JK氏の説が当たっていると思います。
F104以前なら、F86Dセーバーのマイティマウス 2.75inロケット弾発射機後ろの機体下面とか!
今なら、AH−○Sの TOW&2.75in19連の附近なんかの、ロケット排煙が当たる部分(部品)に、
米国FEDERAL規格 TT−L−32(A−A−3165に改定)の セルローズ・ニトレート系の
アルミ粉入りラッカー塗料(色指定:シルバー)を塗っています。耐熱性塗料なんでしょうね!
F104が機体全体に塗る意味は、ちょっと解りませんが? 塗料の種類がちがうかな?!
軌跡の発動機?誉
hana
ツカドン