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2147 第二次大戦中に日本が研究していた酸素噴射装置(「さ」号装置って名前だったと思います。)ってどのくらい効果があったんでしょうか?
tomo

  1. 付け焼刃で申し訳ないのですが、高度8000mで18.5kt増速、というのを読みました。実験中途では70km/h以上増速したという記述もありました。


  2. もちょっと待てば、どっかで答えが見られます(謎)。
    胃袋3分の1

  3. そう来ると思いました。楽しみに待ちます。


  4. ↑↑って回答だけじゃ意地悪なんで、もちっと待っても見られない答えだけ書いときます。
    二式陸偵に装備しての昭和18年9月13日では、6500mから8000mまでの上昇時間が11分48秒から7分57秒に短縮されています。
    でも、資源の枯渇から酸素瓶の材質を黄銅から溶接困難なアルミに代える必要があったり、急激な起動/急激なスロットル閉操作時に酸素供給量が過多になったり、酸素取扱特修兵の事前養成の必要があるなどの、色々と不都合な面があって実用化はまず無理であったというのが実状です。
    胃袋3分の1

  5. 同じエンジン(ハ-112II)と似たような機体規模同士で上昇時間を比べると…

    ノーマル  :キ46-III 8000mまで20分15秒
    酸素噴射  :キ96   10000mまで16〜17分
    排気タービン:キ102甲  10000mまで18分

    となっています。キ102には重量面でのハンデがありますから、「排気タービンより上」とは言いきれませんが、相応の効果があったことがうかがわれます。
    Schump

  6.  皆さん、サンクスです。
     AMCみたいに自動化できたら良かったんですけどね。効果のほどはあったのに、実用化困難とは残念です。
    tomo

  7. 前間孝則氏の著作に、サ号を装備した月光の派手な火災事故の例がありましたから、可燃物満載の航空機に酸素を大量に積むのは危険きわまりないのではないでしょうか?
    Navy

  8. サ号装置の研究は胃袋さんが回答した頃のものと、その後とで二段階に分けられると思います。後期の研究では火災等の危険は当然配慮されています。
    BUN

  9. 高度1万mで、出力が30%程度増加した、という記録もあるようです。

    研究はかなりうまくはかどった、という回想もあるのですが、、、
    tackow

  10. 手元の資料
    「広済堂ブックス・碇義朗著:戦闘機「疾風」」
    より、抜粋引用しますと

    最高速度は9000メートルで50キロほど増大し
    上昇力もよくなった

    実際にテストした、中島飛行機のテストパイロット
    吉沢准尉によると
    「みるみる速度計の針があがるのがわかるったが
    30分も続けると、ガタがきてスピードが落ちた
    長くやってはいけない」

    ということのようです。

    りんでぃ☆あん


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