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2003年の退役(実戦部隊からの引き上げ?)間近のF−14トムキャットですが、ほぼ同世代のF−15イーグルはなお当分の間主力の座に留まるようです。 この差は艦上機と陸上機の差? それともF−14自身の問題でしょうか? 烈風天駆 |
副部長、回答まってるよ。
烈風天駆
ため、能力向上を図る場合コストがかかり過ぎ、断念したとの話を以前航空誌で
読みました、F−14自身の問題と言えば言えんことも無いと考えます。
ooi
YF−23A
アリエフ
海軍内部にはF−14擁護論がかなりあったようですが、F−14は議会から目の敵にされているため、F−14関係の予算はことごとくカットされ、(F−15などと比べて)ろくなアップデートが行われず、ほとんどの機体は初期型のF−14A(細部は色々変わりましたが)のまま現役を去るようです。
その他、海軍自身があまり迎撃制空戦闘機に興味を持たなくなっていたこともあるようです。グラマン社がなんとかF-14を現役に留めようと「STC-21計画」や「AST−21計画」と言うものを海軍に提案しましたが、どちらも実質的に「ホーネット2000計画」に破れています。
AIM−54の後継としては、空軍との共同開発でAAAM計画というのがあったようですが、空軍が乗り気でなかったためにポシャリました。
理由は、「長距離での迎撃があまり現実的ではないこと」「長距離では敵味方の識別が困難」などを挙げていました。
なおAAAMは、ほぼスパローと同サイズで、セミアクティブレーダー(中間)、アクティブ&IIR(終末)の誘導方式を持つ100km級の射程を予定していたようです。
Sparrow
どういった運用するつもりなんでしょ?
ガンヘッド507
ここ、すきなんだけど素人の僕には、場違いな気がする。
副部長
F−14専用というよりF/A−18Fとの共用型と聞きましたが。
あまりある予算の時代に開発された機体は
性能よりも調達性が重視される現在のアメリカ海軍において
肩身が狭いようです。
今アメリカ海軍で重要なのはコストと多様性らしいです。
それに対応できない機体は新世代機と交代。
同じ艦上機のS−3もF−14とほぼ同世代機で
こちらも同時期に空母から姿を消していきます。
ゆゆゆ
ちなみに、友人に「F−14は空母用防空戦闘機」って言ったら納得のいかない顔をしていた。
烈風天駆
AIM-54による遠距離迎撃能力の必要性が無くなったから退役するのです
実際問題としてイージスがあれだけ揃ったら
F-14のような単能迎撃戦闘機の必要性は薄れるでしょう
SUDO
トムキャットって開発段階から長距離対地攻撃任務が考慮されていたという話を
聞いたことがあります。A-6の退役に伴いF-15Eのようにストライクタイプに改修
しようという意見があったと思うんですが。で結局F-18Eに負けたと。
この辺の話は本当でしょうか?
taka
別に迎撃専用として開発されたわけではありません。
開発段階では、対地攻撃テストも行っておりましたが、高額のF−14を対地攻撃に使うことを海軍が渋ったために、迎撃任務のみを行っておりました。
NATF代替案として出たSTC−21では、空力特性の改善やエンジンの換装、ISARや、FLIRポッドの付加とともに対地攻撃能力の強化が提案され、ハープーンやSLAM、マヴェリック等を運用できるようになるはずでした。
しかし、NATF計画はATA計画とともにキャンセルされこの話は流れてしまいました。
ATAの穴を埋めるために提案されたのが、STC−21案にハードポイントの追加を行ったAST−21案でしたが、こちらはコスト高を理由にホーネット2000案(現在のF/A-18E/F)に破れる結果となりました。
Sparrow
F−14のストライクタイプとしては、AN/AAQ-14 LANTIRNポッドを使用した「ボムキャット」があります。
Sparrow
taka
うーむ
いや、飛んでますよ現役で。
コソボ空爆でもLANTIRNを搭載したVF-14のF-14の写真が航空雑誌に載ってました。
厚木のVF-154もLANTIRNの配備を受けているはずです。
LANTIRN自体は、F-15EやF-16Cブロック40(違うかも)も運用しています。
なお、F-15やF-16とちがい、F-14が運用するのはAN/AAQ-14ポッド一つのみで、二本セットで運用は行いません。そのため、地形追従回避レーダーが欠如し、夜間低空侵攻能力がありません。
Sparrow
合衆国空軍で「F-15はもう古過ぎて危険空域へは突入させられない。コソボではそういった空域への任務はF-16によっておこなった。そのF-16も酷使しすぎて寿命が迫っている、我々は早急に後継機を必要としている」というようなコメントをだしているというのを何かの航空雑誌で読みました。
合衆国では、開発がすみしだいF-22もしくはJSFに更新されると思います。
F-14の退役が早いように感じられるのは、海外カストマーがいないためと思いますがいかがでしょう?
Sparrow
第二次大戦後、米海軍は航続距離が長く強力な迎撃・制空能力を持つ戦闘機を求めてきたものであり、F111Bが失敗した後、ソ連の巡航ミサイル攻撃に対抗するための切り札として開発されたのがF14だったわけですが、90年代以降の国際情勢や兵器大系の変化の中で生き残っていけなくなってきた、と言うことでしょう。開発当時は旧ソ連海軍が現在のような姿になるとは、
アリエフ
アリエフ
ささき
ささき
つう事はF−15Eは投入してないって事ですかね>コソボ紛争。
あの機体の夜間低空侵攻能力も相当なものだと思ってましたが、アレでも時代
遅れって事かなぁ…
ooi
MB
何を言いたいのか少々わかりかねますが?
F-14が高すぎて海外に採用されなかったというのは分かりますが、
「ではもし合衆国以外の国で採用されていたら、その国で2003年から退役開始となっていたかどうか?」
と、いいたいのです。
艦隊防空と言う任務は合衆国海軍特有のものであるはずです。合衆国ではそれが必要なくなり退役するのであって、他国で使われていたらどうなっていたかなあ?といいたいのですが。
おそらく、退役にはならなかったでしょう。
>22
投入はしたんじゃないですか?
ただ、対空砲火の厳しい危険空域へ突入させなかったというだけで。
私は、爆装状態のF-15Eで必要な運動性が発揮できるかどうか疑問ですし。
夜間低空侵攻能力だけでいえばLANTIRN装備のF-16だって差はないはずですよ。
>23
そういう意図も無いわけじゃないでしょうけど。
F-16の寿命が尽きそうなのは確からしいですよ。
ロッキードが主翼の補修強化を提案していたけどどうなったのかな?
Sparrow
これはなぜなんでしょうか?F-15よりF-16のほうが回避能力が高いとかいうことですか?大差ないように思うんですが。
taka
>夜間低空侵攻能力だけでいえばLANTIRN装備のF-16だって差はないはずですよ。
うーん、そうかなぁ。
2人乗りで航法から兵器操作までパイロットとは別に専門の兵器士官がやって
くれるF−15EとF−16とはずいぶん違いが大きいように思うのだけど、も
うそう言う考えは古いのかなぁ。
それともそう言う任務は今はF−117がほとんど専門でやってくれるから、
F−15Eの存在意義はないって事なのかな。
ooi
当分云々は主にラプターの調達機数の大幅減から推測したものです、敵地上空を制圧する場合、敵戦闘機の撃墜をラプターが主に担当し、その後の制空を現用機が引き継ぐというのが軍中央の考えらしいです。だから数の上での主力とかいたつもりだったのです。が、良く考えてみればそれはファルコンではないですか(爆)
烈風天駆
搭載しているECM機材の差とかでしょうか?
あと、機体の旋回性能とかは同じでも、反応性が違うとか。
私が発表したコメントではないので詳しいことは……。読んだだけですし。
ただ、機体が大きい分流れ弾に当たりやすい、というのはあると思う。
>26
二人いるだけで対地攻撃の能力ってそんなに変わるもんでしょうか?
航法はLANTIRNがやってくれるし、兵器操作はほとんどオートになってる気が。
すくなくともF-16XLの開発段階でジェネラルダイナミクスは「対地攻撃は一人で十分」と豪語してましたが。
Sparrow
>二人いるだけで対地攻撃の能力ってそんなに変わるもんでしょうか?
一人あたりの仕事量は格段に減るでしょう、だって一人でやる所を2人で
やるわけだから、そうなると色々と利点はある訳で。
ただ。
>航法はLANTIRNがやってくれるし、兵器操作はほとんどオートになってる気が。
そこら辺は、同意しますね、技術の進歩がようやっと追いついてきたって事
なんでしょうか。
F−15E導入のときも、複座だからって理由もあったと記憶しているので
そう言う事が重視されなくなってきたのかなーと。
ooi
作戦に投入した複数機のトムキャットを極端な損耗を理由に、
除籍にしていますから、そのあたりも遠因ではないでしょうか?
また、具体的な部分としては、開発当時は問題にならなかった
VG翼稼動部の耐久時間が、米海軍の現行要求仕様を満たさなく
なったこともあるようです。
トムキャットをそのまま運用すると、使い捨ての部品が多すぎる
ってことでしょうね。
りんでぃ☆あん
米国からの補充パーツ購入もできないから、すぐ使えなくなってしまったと言われてますが> デアゴスティーニの週刊 ワールド・エアークラフトに、「イランは強力なF−14部隊を保有し、ほとんどの部品を国内で調達して維持している。少なくとも2機のF−14にホーク地対空ミサイルが搭載されているのが確認されているが、これはフェニックスに代わるミサイルを開発しようとしているものとみられる。」と書かれていますが、 ホークっていうのはフェニックスより一回り大きくて重いけど、射程はスパローより下だぞ。(笑)無茶があると思うが・・・。 フェニックスに外形だけ似ててもね〜。
TRAPS積んだ偵察任務のF−14はピーピング・トムと呼ばれています(マジです)(笑)。
ザイドリッツ