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この前文庫版の紫電改の本を読んでいたら「一発あたり威力は大きいが弾が少なくて弾道性能の劣る20mm機銃よりも、威力は劣るが弾が多くて弾道性能のいい13mm機銃を多数装備して撃ちまくったほうが平均的か初心者パイロットにはこちらのほうが良かったと思える」と書いていました。戦闘機同士の空戦を前提として考えた場合これは日本戦闘機にとって望ましい武装といえるでしょうか? 個人的な意見では(これは零戦ですが)坂井三郎氏はすぐに弾切れになる20mm機銃にくらべて7.7mmを八門で撃ちまくれるスピットファイアがうらやましいと言ったそうですが当の英軍パイロットには当っても敵機がおちないと不評だったそうです。独軍機より防弾性能のいい米軍機相手に13mmクラスの機銃ではなかなかつらいと思えるので20mmで正解だったように思えます。 ロックマン |
(^^;
B-29ですら、迎撃に上がったパイロットの中には「12.7mmの集中弾で充分落とせる」としていた方がいる由。戦闘機になら13mmは充分有効だったでしょう。
Schump
ハンプデン
問題の零戦の20mmと7.7mmの兵装がどのような使い方を構想して決定されていたかについては・・・月末まで御待ちください。
BUN
井口
ズングリ雷電
やはり私の想像通り紫電改はやはり20mm機銃で正解ということですね。
ロックマン
ST
gogatee
BUN
「20mmは対爆撃機用途」=導入の背景としては正しい。しかし大戦後期には対戦闘機用途が重視されていることを無視できない。
「13mm級多銃主義」=13mm六挺装備は四挺装備機の武装強化の目的で実施されたもので、最初から明確なコンセプトがあった訳では無い。逆に重量問題に悩む例が多く見られる。一方20mm装備機にも六挺搭載構想を持つ機体が存在する。中口径多銃主義という概念そのものが存在したかどうか疑わしい。
「13mm級機銃の評価」=その長射程は日本側も認識しており戦訓所見にその脅威が記録されている自他共に認める有効な兵器だったが、より大威力の20mmへの移行は米陸海軍ともに検討課題となっている。米軍に見られる13mm級の統一採用は後継機銃の開発状況と兵器生産、整備補給面から読むべき問題なのではないか。
と、今の所、こんな具合に考えています。
BUN
ズングリ雷電
12空の戦訓所見で計画が動揺した形跡は見当たりません。
BUN