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旧日本軍では、太平洋戦争末期にものすごく低いオクタン価の燃料を使用していたそうですが、どのくらいなのでしょうか。資料が無くて分からないので教えてください。お願いします。 戦艦 |
http://www.warbirds.nu/truth/okusan.html
SADA
1で紹介されているBunさんの記事は、わかり易く説得力があるのですが、パイロットの手記等を読むと、燃料事情(量、質)の悪化の印象が強いのです。例えば、今月出ているスケールエビエーション誌のインタビュー記事にも、紫電改と言えども松根油を使用していたと取れる記述があります。
これは、燃料を温存したため、備蓄はあるものの、使用しなかったということなのでしょうか?
ぼるた
結論から言って、部隊配備された紫電改の燃料に松根油が使われたとは考えられません。松根油は実戦に間に合った燃料とは言えませんし、広く使われていたように言われるアルコール燃料も練習航空隊の一部が空技廠の出張による現地指導を受けて使用したに過ぎません。また、日本が苦しんでいたのは第一にその絶対量ですから87オクタン燃料であれば91オクタン燃料よりも供給が格段に容易であったということでも無いのです。
91オクタン燃料を実際に計測したら89オクタンだった(これは場合によってはあり得る話だと思います)とか、95オクタン燃料を使用したら性能が上がった(航空91よりも更に高オクタン価の航空一号、二号揮発油が供給されていたからです。)という話も、その周辺の色々な事実や他の発言によって検証してゆく必要があるでしょう。結論を急がず、これからみんなで調べて行けば良い事だと思います。
BUN