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ワイルドウィーズルとはなんですか? 赤頭 |
赤頭
ド・キル」を行う攻撃機、要するに対レーダー攻撃機のことです。
機体各部にレーダー波受信用のアンテナを増設しているのが特徴(ら
しいです)。
最近は簡単な追加オプションで、通常の戦闘機、攻撃機をワイルド・
ウィーズル任務に転用可能なので、専用機というのは少なくなっている
らしい。
ちなみに、ワイルド・ウィーズルとは「野イタチ」の意(わざわざ書
かなくてもいいかな?)。
人見 忍
なるほど、ありがとうございます。しかしこれは相当に危険な・・・もしかすると普通の攻撃より危険な任務では?
あかがしら
ワイルドウィーズルには対レーダーミサイルが主に用いられます。電話の逆探知と同じで、敵レーダーから発せられる電波を逆にたどって発信源に命中します。現在ではAGM−88 HARM(高速対レーダーミサイル)が使用されています。 最後に、「ワイルドウィーズル」の語源ですが、ウィーズルとはイタチのことで、発信源捜索の方法がニオイで獲物を探すイタチの行動とよく似ていたため、こう名付けられました。
YF−23A
発射直前に機首上げ(シュライク・プルアップ)しないとマトモにあたらないんで、搭乗員たちは生きた心地がしなかったそうです。
居眠り将軍
居眠り将軍
(ヨーグモス)
なり高い任務だったようです。
実際、当時使用されたARM(主にシュライク)の射程は対空
ミサイル(主にガイドライン)より短かったはずですから(ただ
し、カタログデータ)。
それに、任務の性質上、自機を囮にする(相手にレーダー照射
させるため)事もあったらしいですし・・・(最近はドローンに
囮をさせているみたいですが)。
・・・しかし、今までワイルド・ウィーズルを攻撃機の一種と
思っていましたが、任務の名称だったんですね。
赤面すると同時に、あかがしらさん、申し訳ありませんでした。
人見 忍
はたの
この本に簡単ですがワイルドウィーズルについての説明があります。また、さわり程度ですがステルス、エンジン、レーダーの技術やミサイル、レーザー誘導爆弾などの開発話やF-22 、F-15、KC-135ストラトタンカー 、E-3C などの航空機の用途や使用技術についての説明などかなりもりだくさんの内容で面白かったです(どこまで信用できるかわかりませんが)
とめ5号
米空軍では任務以外にも専用の攻撃機の名称としても使われていましたよ。
ワイルド・ウィーズル1はF−100F
ワイルド・ウィーズル2はF−105F
ワイルド・ウィーズル3はF−105G
ワイルド・ウィーズル4はEF−4C
ワイルド・ウィーズル5はF−4G
現在はF−16CJ(F−16Cブロック50)が担当しているようです。
ちなみに三沢基地の米空軍第35戦闘航空団のテイルコードは
「WW」でワイルド・ウィーズルを示すものらしいです。
ゆゆゆ
たどって誘導される物と思ってるんですが、運用には特別な装備が必要だ
から専用機や専用ポッドが装備されるんでしょうか?それとも電波の探知
や妨害能力(ソフトキル?)をあげるために装備されるんでしょうか?
taka
両方あると思います。
本来、敵防空網制圧(=SEAD)任務は
専用の機体によって行うことが望ましいですが
以前ならともかく現在の一線級攻撃機(戦闘攻撃機も含)は
普段、対レーダーミサイルやジャミングポットを搭載していなくても
最初からSEAD任務に対応しているのがほとんどだと思います。
ただそのままではSEAD任務には使えないので外装品で補うわけです。
これだとSEAD以外の任務もこなせますし機材の更新も簡単ですし。
確かに専用機に比べて危険度は増すかもしれませんが
その分は支援のジャミング専用機などによって補完しているようです。
ゆゆゆ
シュライクのアメリカ軍名称はAGM−45です。
ザイドリッツ