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昔、亡くなった祖父に聞いた話なのですが祖父は淡路島出身でして 徴兵後いろいろあってから広島の方で飛行機を作っていたそうなのですが その際にベニヤ板のような木材合板を木工用ボンド(?)のような接着剤 でくっつけて航空機を作っていたということを聞いたのですがどのような 種類の航空機を作っていたのかまでは聞いてなかったのでいまもって わかりません。 あと、大戦中は外国でも様々な素材で飛行機が作られていたようですが 木材以外ではどんな素材が使われていたのでしょうか? 祖父の遺品を整理していてふと思い出しただけですが気になったので できましたらお答えいただきたいと思いまして書き込みさせて いただいております。 よろしく、お願いします。 幻雲 |
飛行機に使用された木材以外の素材ですと,メジャーどころでは鋼,軟鋼,羽布等があります。
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能登
カゼインを接着剤として使いました。
TRON
BUN
知られざる軍用機開発(下)には
川西の木製輸送飛行艇「蒼空」では石炭酸樹脂接着剤を
松下の木製練習爆撃機「明星」には尿素系合成樹脂接着剤とベークライト系樹脂接着剤を用いたと紹介されてますね
また明星の項には木製飛行艇の時代にはコンニャクノリ、それ以降はカゼインが主体だった事も述べられています
前後の文脈から想像するに、この次に全金属製機の時代が来て
カゼインは廃れていったとように感じられます>そして新世代の接着剤に移行したのでしょう
大戦末期にカゼインを使ったとするなら
それは旧世代の技術を(新世代の製造や運用ノウハウが足りない為)仕方が無く掘り起こした物なのではないかと想像します
SUDO
BUN
みたいな事を戦後の米軍資料で書いてあったのを見たことがあります。
大塚好古
大塚好古
TRONさん>牛乳から抽出?したカゼインを接着剤として〜
という記述には心当たりがありました。
戦時中場所は異なりますが鳥取でこれは祖母の父が徴用先の工場(?)
で牛乳から作った接着剤を使って「何か」作っていたということを
聞いていたので「なるほど〜」と思いました。
どうもありがとうございます。
幻雲
王子航空機の場合は、北九州の工場が爆撃されたため石炭酸系接着剤が入手困難に
なり、キ-106の量産にはミルクカゼインが使われています。
(石炭酸系接着剤を全く使わなかったのかどうかまでは分かりません。)
ちなみに、北海道立開拓記念館にカゼインだけで接着されたキ-106の落下増槽2個
(1個は完成品、1個は半完成品)と主翼の3分の1が常設展示されています。
これらは量産に先だって作られたテスト品だそうです。
TRON
YF−23A
が掲載されてました。取っておいたんですが無くしてしまいました。
確か岡山当たりで作ってたはずです。
Ka
BUN
でも、これらは大戦末期にカゼインだけで接着したということは知ってますよね?
TRON
BUN
には王子航空機製3号機(完成機)の他、約100機分の(カゼイン接着による)
未完成機体が残っていました。
TRON
BUN
TRON
BUN
TRON