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博物館等に行くと、かつての日本軍機に搭載されていた栄や誉などのエンジンが、ホコリをかぶって展示(放置?)されているのを目にすることがあります。 国内にあるこうしたエンジンをレストアして、動作可能な状態で展示することはできないでしょうか。 みや |
そういえば酸素魚雷という大変な発明品も、戦後に受け継がれることはなかったようですが・・・・
質問者
費用については、例えばパーツが比較的入手容易な R-2800 クラスでさえ、可動品を完全分解オーバーホールすれば一千万円(10万ドル)位かかるそうですから、場合によってはパーツ再生が必要なエンジンの再運転は推して知るべしでしょう…。
ささき
ツカドン
BUN
絵塗師
国内各地(厚木など)には、終戦時に破壊された航空機が大量に埋められているようですが、このエンジンを掘り出せば、部品取り用に活用できるのでは。
みや
しかし、大幅な新造部品の組み込みや既存部品の掻き集めによってレストアして運転することに本当に意義があるのでしょうか。私は数少ない標本がオリジナルの銘板やナンバー、部品の特徴を維持して保存されるほうが遥かにありがたいと感じます。まだまだ栄にも誉にもその道の専門家と言われる人さえ全く知らないことが沢山あるのです。今、ゴチャゴチャにしたら二度と本当のことが判らなくなる可能性すらあるような、そんな心配をしております。
BUN
tackow
ただ結果的にR1850改になってしまうかもしれません。
オリジナルの精度や材料、製造時の加工の跡、整備の跡まで残した状態での保存の方が
資料的意味があります。他からの部品の流用、メッキやスリープ、摩り合わせや研磨に
よりオリジナル度は消失します。
林檎
新造してどうなるって訳でもないんですけどね・・・・・
BOB
これは、発動機を本来動くべき物と見るか、標本と見るかの考え方の違いだと思う
私は動かないエンジンは単なる金属塊でしかないと思うし
オリジナル資料が大事なら写真でも撮っておけばそれで良く
直せるなら、動かせるなら、是非とも火を入れて欲しいと願います
栄も誉も熱田も、展示される為にこの世に生を受けた物ではないはず
SUDO
しかし、河口湖の感想ノートにも「飛行機は飛んでこそ飛行機。飛ばしてください」って感想があったりするんだけれども、飛ばす為に何が失われるかを考えるとどうにも不安です。栄にしても今までどの本にも書いてなかったことが最近ようやく判明しかけている所で、たとえば栄三一型の後期型はそれまでとはあまり互換性の無いエンジンである可能性まであるのだから、どんなものでも資料としての保存は切実な願いなんですけれどもね。飛ばす、動かす、のみがロマンじゃないでしょ。保存に無配慮なままで動かせ、飛ばせ、ではロマンというよりただの消費ですよ。
BUN
そうです、だからごみレスなんです(笑)
あー、俺に金と技術と時間があったらなぁ自分でレストアしたいよなぁ(笑)
師匠に許してもらえるぐらいにオリジナルを残しつつ
ちゃんと交換した部品は全部保存して記録して、それで一発回してみたいもんだ(笑)
SUDO
ただ、レストア=飛ばす、動かす、がbestのような雰囲気が気になっただけなんです。失礼しました。
BUN
しかし、本物の音を聞いてみたいですね。
GO
ツカドン
河口湖の栄、イタリアで新造させたシリンダースリーブは、
1本16万円だそうです。結構安いものですね。
WR
オンブー
オンブー