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2067 装備全般に書き込んだほうがいいのかも知れませんが、航空機用エンジンのことなのでこちらにしました。

F-14B/D用のF110-GE-400の最大推力なのですが、大抵の書籍では10478kg、海軍ファクトファイルでは12150kg、一部の書籍では12519kgとなっていますが、どれが本当なのでしょうか?
Sparrow

  1.  GE社のF110のサイトでは、
    F110-GE-100が推力28000lb
    F110-GE-400が推力27000lb
    とされていますね。1ポンドを0.45359kgfとすると、それぞれ
    F110-GE-100が推力12701kgf
    F110-GE-400が推力12247kgf
    となります。
     もちろんSparrowさんの上げられた推力の値も元はポンド表記で、kgfに換算したものでしょう。
    Navy Fact Fileの数字は大ざっぱに1ポンド=0.45kgfで換算しているようです。ポンド表記の方は27000lbとなっている。
     このような数字に、どれが絶対的に正しいと言ったことはあるのでしょうか?
    例えば同じ型番でも、初期には実際的に減格して用い、信頼性が確立してからはフルに性能を発揮させているとか言ったこともあるのではないかと想像します。
    もちろん個々のエンジンの性能の違いもあるでしょう。
    データ表の数字はしょせん目安に過ぎないのではないかと思いますがいかがでしょうか?

    便利少尉

  2. 便利少尉様、回答ありがとうございます。

    エンジン推力を知りたかった理由は、以前F-2の機動性について質問したときに、各機体の翼面過重、翼幅過重、推力重量比を計算したのですがそのときに、F-14のみエンジン推力の表示にバラツキが大きく算出できなかったためです。
    ですから、あくまで機動性の目安として使用するだけなので大雑把で良かったんです。大変ありがとうございました。

    しかし、これで計算した機種の中で推力重量比が1に満たないのはF-2だけになってしまった…。
    Sparrow

  3. F-2のお話をされているのであればエンジンはF110-GE-129では?
    もちろんF-2のはF110-IHI-129ですが。
    XF-2のはそのままF110-GE-129だったはずでこれは推力が29000lbsです。
    詳細はこちらで如何でしょうか?
    http://www.geae.com/military/f110_ge_129.html

    機体は私はまったく素人でよく知りませんが10t切っていたと思いますから
    推重比も1を超えると記憶しているのですが、間違っていたらすみません。

    Square

  4. >3
    普通の推力重量比の計算でいけばF-2の基本重量(機体空虚重量)9,527kg、最大推力13,154kgf(29,000lbs)で推力重量比は1.38となりますが、Sparrowさんのいう推力重量比は、ある運用条件(なんでしたっけ?)における重量でハジキ出されていますので1を超えないのです。
    ガンヘッド507

  5. ガンヘッドさま
    なるほど私はその辺の考え方と言うのが良く知らないものでありがとうございます。

    蛇足ですが、エンジンの推力計測は最大推力を計測しますから元々27000とか28000lb自体が参考値である証拠ですね。通常は小数点下1桁は計測しているはずです。
    その点で海軍の物と見比べると何処まで数字を出したかと言う差ではないですか?
    推力10tは根拠が良く判りませんがヨーロッパ系のHPで多く見受けますね。

    Square

  6. 計算は、機内燃料半分、AIM-120四発、AIM-9四発で、ランチャー、パイロンの重量は含まずで行いました。その結果、F-14Bが1.06、F-15Cが1.24、F-16Cが1.08、F/A-18Cが1.04、F/A-18Eが1.06、F-22が1.66、F-2Aが0.92となりました。ただし、F-2は機内燃料搭載量がわからなかったのでF-16と同量にしました(F-2って、F-16より搭載燃料は増えたんですか?)。
    のっけてませんが、翼面過重、翼幅過重もこの中では最悪です(かろうじて翼面過重はF-14よりはいい)。

    しかし、一昨日行ったキティホークの中でTF30の推力が28000ポンドになっていた。
    Sparrow

  7. おや、手元の資料ではF-2の自重が12000kgに。計算やり直しか?
    Sparrow

  8. 計算で行くと基本重量9,527kgに機内燃料4,750L、の半分の2,375Lを足す。三沢のF-2部隊を元として搭載燃料はガソリン系のJP-8、比重を0.75とすると燃料の重量は約1,781Kg。パイロット・各種作動油・機関砲弾を引いた機体重量は11,308kgとなり、それに87kgのAIM-9L四発、157kgのAMRAAM四発を足せば12,284kg。推力重量比は1.07、計算にはいってないパイロット・各種作動油・機関砲弾を入れてもなんとか1はこえるかな?
    それからF-2の公表されている運用自重は12t(12.7tという所もある)。それから満タン時の機内燃料量3.562tを引くと基本重量よりも軽くなってしまうので、公表されている運用自重の燃料は満タンにはなっていない(半分位?)かもしれません。

    アト、格闘戦能力を試算するならAMRAAMは入れない方がいいのでは?実際格闘戦に突入すれば役に立たない重量物は投棄するでしょうし。
    ガンヘッド507

  9. >役に立たない重量物は投棄
    タンクは投棄するけどミサイルは投棄しないかな(笑)。
    ガンヘッド507

  10. >8
    ガンヘッド507様、計算ありがとうございます。
    手間が省けた。
    AMRAAMは、アクティブレーダーの作動する10キロ以内から発射してドッグファイトにも使用するような記述がどっかに有った気が。
    サイドワインダーと同時発射で敵側の対応を困難にするとか。
    Sparrow

  11. ちなみに国産兵器(AAM-3/AAM-4)でいくと268kgも重くなる(笑)。
    ガンヘッド507


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