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2063 紫電(N1K1-J)や二式水戦(A6M2-N)の「−」は「ハイフン」?「ダッシュ」?どう読むのですか?キ−84やハ−45の「−」は、ただの間違いですか?ついでに、P−51やBB−61の「−」はどう読むのですか?無くても良いのですか?他でも聞いたことがあるのですが良くわかりませんでした。
少年タイフーン

  1. 以前にも書きましたが時と場合によります。アメリカ英語の場合 P-51D-NA-25 は「ピー・フィフティワン・ディー・エヌエー・ブロック・トウェニィファイブ」と発音し、F6F-5N は「エフ・シックス・エフ・ダッシュ・ファイブ・エヌ」と発音し、Me109G-9 は「エムイー・ワンオーナイン・ジー・ナイン」と発音しています(補足、アメリカでは Bf より Me の方が一般的)。キ-84 は「キ・エイティフォー」、N1K1-J は「エヌワン・ケーワン・ジェイ」でしょう。慣習的というか感覚的なもので、特にこれといった法則はないようです。民間機であればデハビランド DHC-8(ダッシュ・エイト)や B747-400(ビー・セブンフォーセブン・ダッシュ・フォーハンドレット)のように、メーカー側がダッシュを付けた商品名として明確に定義している場合もあります。
    ささき

  2. 原則的には読みません。なぜなら「−」は無い場合もあるからです。「き はちじゅうよん」を現場で「きのはちよん」と読んだ場合でも別に「−」を「の」と読んだことにはなりません。
    BUN

  3. ささきさま。何度も詳しく御解説いただき、誠にありがとうございました。これからも宜しくお願い申し上げます。ここは艦船ではありませんが、ハル・ナンバーの「−」は、あったりなかったりして、いつも悩んでおります。

    BUNさま。「キ−84」や「ハ−45」と「キ84」や「ハ45」は、どちらが正式な表しかたなのでしょうか?私は、「キ84」や「ハ45」が正しいと信じていたのですが、両方とも正しいのでしょうか?それとも「P−51」などに影響された間違った表記なのでしょうか。また「N1K2-J」や「A6M2-N」などの「−」は、正式にも「−」が必須だと信じていたのですが、そんなに厳密なものではなかったのでしょうか?
    少年タイフーン

  4. 『「ハ43」11型艤装資料』『試験方案 キ46III型飛行試験』といった表記もあるかと思えば、『キ〜202計画説明書』といった「〜」付き(笑)まで存在します。同じ技術者のメモに「ハー43」「ハ四三」「ハー43」が全て使われていたりしますので「−」の扱いは結構いい加減、ということでしょう。
    海軍の略符号の「−」はよりオフィシャルなものと考えられます。
    BUN

  5. BUNさま、いつもごていねいな解説を賜り、誠にありがとうございます。この間私は、「1佐」と「一佐」とを間違って叱られたことがありましたが、帝国陸軍は思いのほかフレキシブルだったのですね。すこし安心しました。
    少年タイフーン


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