QQCCMMVVGGTT
2023 いつもお世話になります。
アメリカなどで、よく、新しい軍用機を開発する際、国が何社かに案を出させ、最終的に2、3社に絞って実際に開発させていますが、採用された会社はいいものの、なかった会社は大赤字になるんじゃないですか?開発費用は国から出ているのでしょうか?
hawkeye

  1. すみません。訂正です。
    L4:”なかった会社”→”されなかった会社” です
    hawkeye

  2.  競争試作段階では基本的には政府の予算です。(最近のATF、JSFなど)
    しかし費用の一部を民間に負担させたり(コストコントロールの意味合いが大きいのだろう)、企業側が競争に勝ち抜く為に費用を負担してテストを追加したりもしています。
    不採用の企業が投資を回収出来ないのは、資本主義の元では仕方有りませんが、最近の仕事の少なさでは会社が立ち行かなくなる事も多く、80年代にはアメリカに8社は有った(戦闘)航空機メーカーも現在は3社に集約されています。
    グリーネマイヤ智久

  3. 採用されても開発コストが嵩み、危うく倒産しかけたメーカーがあったりします。70年代後半頃、F14の莫大な開発費用がグラマン社を一時、経営困難に陥れたことがあったっけ。
    アリエフ

  4. 最近はアメリカを含めてペーパープラン審査の段階で1社に絞るのが多い。アメリカでも近年、試験機の競争試作を行ったものとしては、YF16とYF17、YA9とYA10、JSF、YF22とYF23位では。
    また、軍用機の開発で試作機段階では、エンジンや電子装備は出来合いのものを使い、開発中のより高性能な仕様のものは量産型で装備することを予定しているケースも多い。また、YF16とF16Aのように、試作機と量産機とでかなり大幅な設計変更が加えられることも結構ある。
    競争試作の段階で、軍当局がどのような内容の比較審査をするかどうかにもよるのだろうが、あまり金をかけずに競争試作機を作っているケースもある。ミラージュ4000のような自社独自開発の試作機が出てくる例もあるわけだから。
    むしろ、競争試作後、採用されたはいいものの、性能向上や改良を求められたり、予算不足で調達機数の削減が行われたりして、そのしわ寄せがメーカーに降りかかってくる方が災難かもしれない。
    アリエフ

  5. 良く分かりました。皆さんありがとうございます。 採用が決まったからといって、いいことばかりではないんですねぇ。
    hawkeye


Back