2009 |
基礎的な質問で申し訳ありません。 重爆撃機が中隊程度で編隊を組む場合、編隊の指揮官は指揮官機の機長なのでしょうか。別に搭乗するのでしょうか。 もし国により違いがあればそれも含めてお願いします。 あと機長= 操縦士と漠然と思っているのですが、違う場合があれば教えてください。 山奥の人 |
飛行第六十戦隊は、3中隊、合計36機で構成されています。したがって、1中隊は、12機で構成されております。
戦隊長、及び中隊長は、正式に軍から任命を受けておられます。
しかし機長は正式に任命を受けたわけではなく、搭乗機の搭乗員の中での先任者(最も階級の高い者・ただし戦隊長を除く)がなります。したがって機長は操縦者のこともあれば、そうでないこともあります。
中隊長は機長を兼任します。中隊長は、各中隊の編隊の1番機の機長ということになります。
これに反して、戦隊長は機長にはなりません。したがって戦隊全機(36機)で編隊を組み出撃する場合、あるいは、戦隊全機でなくとも戦隊長が出撃する場合は、第1編隊の1番機には、他の機に比べて戦隊長が1人多く乗ることになります。すなわち戦隊長、 中隊長である機長、他の搭乗員が乗ります。ただまれには、戦隊長は出撃されずに地上の基地から指揮をとられる事もあったようです。
roht
質問者
昭和14年7月 戦隊長、田中友道大佐の単位編隊機数を3機から4機にする提案が、他戦隊等からの強い反対もありましたが実施されました。この時、飛行第九十八戦隊の第3中隊(中隊長 松山武夫大尉 陸士46期)が六十戦隊に移りました。(この中隊に後に、富嶽隊の隊長となられる 西尾常三郎中尉 陸士50期、も居られました。)この時点での、機数が戦隊総出撃で36機ですが、保有機数は、九十八戦隊からの追加機、及び予備機を含めて61機でした。また兵員は662名でした。
roht