1969 |
この歳でこういう質問はどうかと思いますが、質問させていただきます。飛行機(機体の大小問わず)を扇風機で飛ばすことは可能なのでしょうか?もし可能ならば、飛行機を飛ばすには、扇風機を何台翼の上に載せればよいのでしょうか? デストラ−デ西武 |
設問者
まなかじ
プロペラ推進では、プロペラの後流以上の速度を出すことは出来ません。当たり前ですよね。プロペラの後流よりも飛行速度が高いということは、プロペラに流入する気流が減速されていることになってしまいますから。
それで、扇風機の風速がどれくらいかは知りませんが、仮に秒速10m(風としたらかなり強い)としても時速36kmにしかなりません。
これでは例え何台並べても飛行機を飛ばすのは無理でしょう。
便利少尉
dari
山本山
それではダクテッド・ファンは揚力を発生しているのか、それとも後ろ向きの風を起こしているのか?
ターボファンはどうでしょう?
便利少尉
しかし、首振り機構はなく危険防止用の金枠もなく、モーターとファンだけというプリミティブなものを「扇風機」と呼べるのか(送風機?)、という根本的な問題があるけど。
アリエフ
ささき
揚力ではなく推力かと・・
林檎
dari
dari
もっとしょーもないツッコミですが。
差し込むのはプラグ、差し込まれるのがコンセントかと。
便利少尉
では扇風機に近い形のスキュード・プロペラは?
それからオスプレイのようなチルト・ローターが発生するのは推力か揚力か?
いやゴミはともかくとして。
飛行機のプロペラと家庭用(ですよね?)の扇風機では、原理は同じでも目的が
違います。
プロペラは前に進むのが目的、扇風機は風を送るのが目的です。
ですからプロペラの理想としては、空気の後流が全く発生せず、固体に捩じ込む
ように前進するのが望ましいのです。しかし空気は密度の低い流体なのでそうは
いかず、せめてエンジンその他を極力軽くすることで動きやすくしています。
扇風機は逆に動いては困ります。全てのエネルギーを空気に与えるのが理想なの
で、本体は動かないようにある程度の重量があった方がいいわけです。電気モー
ターを使うのは主に動力源の得やすさと静粛性ですが、そのために重くなっても
それは扇風機としては合目的的なのです。
で、結論として扇風機で飛行機は飛ばせないと思います。なぜならそう作られて
ないから。
超軽量ですぐ吹っ飛ぶ扇風機とか、やたら大出力で固定するのに苦労するような
扇風機があれば別ですが、それでは家庭用の扇風機としては使えないでしょう?
石垣
大変ビックリなのですが
>飛行機はプロペラで風を作って飛行するわけではありません。
えっ!そうなの。これは極論ではないですか?
揚力によるものもあるでしょうが、風力(推力)が主のような気がします。(先に出たターボファンなども考えると特にそう思います)
扇風機でも、業務用(特に映画などで使われるもの)であれば、セスナくらい飛ばせそうだし、ウルトラライトプレーンのプロペラなら家庭用扇風機(改)でできそうな気もしますけどね。(今、鳥人間コンテストの人力プロペラを頭の中に浮かべています。)
完全に感覚だけで言ってます。そうではないのですかね・・・
Jack&Betty
電気式だとバッテリーなり発電器なりの重量物を積む必要があるし。電気以外だとスターリング・エンジンなんてのもあるにはあるけど出力弱そうだし。
↓これね。
http://www.stirling-engine.com/SThistory.html
石垣
でも、”飛行機を飛ばせるか”ってどうゆう意味なんでしょ。家庭用扇風機で離陸させるのはどう考えても不可能でしょ。まず、扇風機で機体を地上で滑走させるのも無理なんじゃないかな。すでに、空中にある機体で扇風機を回してみたところで、果たして飛行させてると言えるのかな?
のりまき
圧力差により生ずる力を見るか、圧力差によって結果的に生ずる空気の流れ(量×増速)
の力を見るかの違いで、どちらも同じ力を見ています。
揚力と推力は等価です。
あと、扇風機とプロペラの原理を別に考えるのは難しいと思います。
扇風機の羽根に揚力が生じていないと説明するのは難しいかと。
林檎
>電気式だとバッテリーなり発電器なりの重量物を積む必要があるし
その通りですね。この辺りを考えて無かったです。
>16
>まず、扇風機で機体を地上で滑走させるのも無理なんじゃないかな
そうですね。何個扇風機を置いてもピクリとも動きそうも無いですね。
>17
>あと、扇風機とプロペラの原理を別に考えるのは難しいと思います。
ということは、家庭用扇風機のモータを高出力化、羽を大直径化等々、改造を施しした場合、理論上はプロペラの変わりになることもありえる。と思ってもよろしいですか(あくまで理論上です。)
Jack&Betty
http://www2.crl.go.jp/kk/CRL_News/back_number/201/201.htm
でもこれもやっぱり重量との戦いですね。
で、よく読むとこの実験って横須賀の追浜でやってますね。写真に夏島が写ってる。
石垣
>ということは、家庭用扇風機のモータを高出力化、羽を大直径化等々、改造を施しした場合、理論上はプロペラの変わり
>になることもありえる。と思ってもよろしいですか(あくまで理論上です。)
電源をどうにかしたとして、凄く軽くて強力なモーターで大きな扇風機を回せば飛行機だって滑走させることはできるでしょう。
ただ、それで飛べるかどうかは少し疑問です。扇風機の羽根形状は低速で大量の風を作り出すことを目的に設計されています。
(3)で便利少尉さんがおっしゃっているように、送り出す風速より速く物体を動かすことはできません。
だから扇風機の風速が飛行機の失速速度より低ければ、どこまで走って行っても永久に離陸はできません。
風速を上げるには回転を上げればいいのですが、扇風機のように過剰な幅広の羽根を高速で回そうと思うと物凄いパワーが必要になってしまいます。
また、扇風機の羽根はピッチが固定されており、そのピッチも高速の風を作り出すには不向きな(過大な)ものです。
そこで羽根をもっと細くしてピッチを浅くすれば…それはもはや扇風機とは呼べず、飛行機のプロペラに近いものになってしまいますね。
ささき
傍観者
一般人
須田博
ささき
タラ