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1968 質問させていただきます。松本零士氏の描いたザ.コクピット3巻の音速雷撃隊において、桜花が音速を超えて突入していますが、実際にも超えたのでしょうか?また、搭乗員が桜花に乗り込むシ−ンがありますが、しかし、長谷川模型製の桜花搭載型陸攻に乗り込み口はありません。実際は、どうだったのでしょうか?基地での桜花搭載時に搭乗員は、桜花に乗り込んだのでしょうか?

デストラ−デ西武

  1.  「音速雷撃隊」登場の桜花は一一型ですが、カタログ上の水平最大速度は648km/hとなっています。ダイブすればこれより速くはなるでしょうが、翼厚比が20%近くあり、まったく遷音速以上向けの設計になっていないので、音速突破はまず無理でしょう。
     桜花は機上乗り込みで間違いないのですが、陸攻側の装備の資料が出てこないのです。フォローお願いします。
    Schump

  2. ↑やはり、機上乗り込みは間違いないのですね、ありがとうございました。それにしても648km/h.....とは、ずいぶん遅いですね。それじゃあ、桜花は、発進しても、p−51あたりに容易く撃墜されてしまうんじゃないですか?
    デストラ−デ西武

  3. >2
    桜花は発進(発射?)してから水平飛行はしないですよね。
    桜花一一型のロケットはあくまで加速用のブースターでしかありません。
    人が乗って誘導する、加速装置付スマート爆弾といったところでしょう。

    音速は超えられないと思います(発進高度と距離、推進剤の量からいってそこまで加速できないはずです)が、桜花本体としては敵戦闘機や対空砲火をかいくぐるだけの速度は出たでしょう。
    むしろ、搭載母機が近寄るのが難しいのですが…。
    まなかじ

  4. >3
    #発進(発射?)してから水平飛行はしない 
     「カタログ上の」と断わったのはまさにその点で、水平飛行が「できない」とは誰も言ってないのですが、実戦ではパワーダイブ〜滑空しかしなかったはず。

    >2
     とはいえ、やはり燃焼継続時間の問題から燃焼終了時〜突入時の速度が648km/hを大きく超えることはなかった(むしろ下回った)でしょう。ただし、この速度が低空で出ている点が重要で、低空ではフルに速度性能を発揮できないP-51がこれを発見し、射撃位置につけるほど速度差を持っているとはとても思えません。いわんやヘルキャットをや。
     結局飛んできたところに対空機関砲を撃ちまくるのが一番有効な防御手段になりそうです…ファランクス?…ということは、発進さえすれば近代ASM並の脅威たりうるのか?同時代の兵器として、母機の接近が一番難しいという点では無人機たるHs293やフリッツXも同じですし。
    Schump

  5. 桜花が一旦発進すると、対空砲による追撃は不可能だと何かの本で読んだことがあります。つまり、あのスピードについていけなかったと言うわけです。
    第一、今まで桜花が撃墜されたと言う話は聞いたことはないでしょう?母機共々撃墜は有名ですが、桜花だけの撃墜例はないようです。
    GO

  6. 追憶モードで恐縮なのですが、以前、雑誌『丸』(月刊、エキストラ版、別冊付録のどれかだったと思います)に、大戦中の米海軍パイロットが数人来日して、靖国神社を参拝している記事が掲載されておったりました。
    その中の一人のパイロットが、展示されている桜花を見て、「俺はこいつを撃墜したよ」と言っていた、と書かれておったような……。
    穂積

  7. 陸攻側の装備について補足します。
    モデルアート社発行の「秋水と日本陸海軍ジェット、ロケット機」に一式陸攻二四丁の懸吊要領が紹介されています。(P156,図23)
    これによれば操縦席の真上にほぼ正方形の扉があり、ここから乗り込むようです。
    空技廠


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